チャペックは2020年の新作「ケ・デ・ベルク スルスム・コルダ」を発表した。ホワイトゴールドのリングに囲まれたクロワゾネ・エナメルの世界地図と、手彫りによる波の文様が刻まれた美しいアウターリングとなっている。
スルスム・コルダとはラテン語で「心を高くあげよ、元気を出せ」の意
「ケ・デ・ベルク スルスム・コルダ」のダイアルは、メティエ・ダールのレアなコンビネーションを特徴としている。ブラッシュ仕上げのホワイトゴールドのリングに囲まれたクロワゾネ・エナメルの世界地図と、手彫りによる波の文様が刻まれたアウターリングが美しい。
ダイアルのベース・プレイトは、各技法を適切に表現するために必要な、特別なホワイトゴールドの合金で作られている。この合金はLa Chaux-de-FondsのPrecinox(プレシノックス)社で鋳造された。クロワゾネ・エナメルはDonzé-Cadrans(ドンツェ・カドラン)社で製作されている。大陸は地面を表現するために、ソフトなブラスト仕上げがなされ、美的観点からブルーグレイに仕上げられている。各大陸は、ターコイズで仕上げられた5つの海と分断するため、薄い(0.1mm)のホワイトゴールドの線で仕切られ、地図の外周にあるリングには、ラテン語の碑文「Sursum Corda(スルスム・コルダ– 心を高くあげよ、元気を出せ)」が、スイスの3つの主要言語であるフランス語、ドイツ語、イタリア語に翻訳され刻まれている。これは起業家精神へのオマージュであり、困難な時代に生きる皆へのメッセージでもある。
ケ・デ・ベルク スルスム・コルダ
ダイアル外周の手彫りは、Adrian Buchmann(アドリアン・ブッフマン)によって創作、デザインされたものに従って、マスター・エングレーバーMichèle Rothen(ミシェル・ローテン)が作業し、完成までに40時間以上が費やされた。ダイアルの他の要素、スモールセコンド、碑文が刻印されたリング、アワーリングは、Metalem(メタレム)社にて製造された。チャペック社は「We collect rare people – 私たちはレアな人々を集結させます」というモットーを実践し、一流のアルチザンによる技術を結集して、ダイアル製作におけるベスト・オブ・ザ・ベストを自負できるユニークピースを作り上げた。
手巻き。21,600振動/時。18KWGケース(直径42.5mm)。センターにクロワゾネ・エナメル。ブラッシュ仕上げのホワイトゴールドにハンド・エングレービングが施されたダイアル。パワーリザーブ約7日間。50m防水。世界限定1本。60,000スイスフラン(税別予価)
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