ベル&ロスの特別モデル「インストゥルメント・コレクション」は、飛行機の計器パネルに搭載された重要なナビゲーションツールからインスパイアされ、ベル&ロスの4つの基本理念である視認性、機能性、高精度、防水性に基づいて設計されている。新しい「BR03-92 HUD」も、最新の技術が搭載された戦闘機から着想を受け誕生した。
「H.U.D」と略されるHEAD UP DISPLAYとは?
略称のHUDでも知られるヘッドアップディスプレイは、透明なガラススクリーンにパイロットが必要とする全ての重要な情報が映し出されるもの。HUDがフロントガラスに映し出すデジタルデータによって、パイロットは地平線から高度、速度、飛行機が進んでいる方向を示す flight path vector まで、多くの情報を瞬時に把握できる。当初は1950 年代の軍事分野で使われていたが、現在 HUD は民間旅客機や自動車業界でも使われている。
戦闘機のヘッドアップディスプレイを腕時計に閉じ込める
“四角の中に丸”をバランスしたブラック マット セラミックのケースは、飛行機のコックピット計器そのままだ。戦闘機のヘッドアップディスプレイのデザイン手法を、アナログな機械式時計という小さいスケールで表現することは、ブランドのクリエイティブ・スタジオにとっても革新的な鍛錬だっただろう。
自動巻き(キャリバー BR-CAL.302.)。マットブラックセラミックケース(直径42mm)。100m防水。世界限定999本。480,000円(税別)
コンピュータ ディスプレイのようなグリーン
サファイアガラスは着色され、裏側からグリーンの色素でコーティングする技術が使われている。強いグリーンの光は、時間の数字、インデックス、三角のアワーマーカー、ミニッツサークル、そして針にもグリーンのスーパールミノバ® C3 をコーティング。ガラスの裏側からプリントされた4つのブラケットも同じくコーティングされている。
自動巻き(キャリバー BR-CAL.302.)。マットブラックセラミックケース(直径42mm)。100m防水。世界限定999本。480,000円(税別)
コックピットから腕時計へ
爆発的なヒットとなったスクエア型の「BR 01」は、2005年、1970年代の航空機のコックピットクロックから着想し誕生した。ブランドを代表するアイコニックウォッチにまで急成長した「BR 01」だが、2010年から、よりプロフェッショナルユースを意識した特別モデル「フライト・インストゥルメントコレクション」が投入される。これらは、航空機の計器パネルを新たに解釈し、同時に新しい時間の読み方を提供しながらも、プロフェッショナルの使用で最も大切な視認性においては一切の妥協をしなかった。全ては2010年に発表した「BR 01 RADAR」からはじまり「BR 01 TURN COORDINATOR」 や「BR 01HEADING INDICATOR」などの特筆すべきモデルが続いた。※写真は「BR 01 RADAR」
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