カリフォルニアダイアルのクロノグラフ、チャペック 2020新作「カリフォルニア・ドリーミン」

2020.07.22

チャペックは、クロノグラフ、Faubourg de Cracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)コレクションの最新モデルを発表した。このモデルは、ブランド最初期のモダンなリストウォッチにインスピレーションを得て製作されたものだ。最新作California Dreamin’(カリフォルニア・ドリーミン)は、梨地仕上げ、カリフォルニア・スタイルのダイアルが備わり、COSC認定、36,000振動/時のハイビートCzapek製キャリバー(SXH3)を搭載している。

36,000振動/時のハイビート・クロノグラフ

/
41.5mm径のスティール製ケース、真鍮にアントラサイトの電解メッキがなされたカリフォルニア・スタイルのダイアルを備えたクロノグラフの時分針はスーパールミノーバでコーティングされ、ダイアルのアワーマーカーは、XからIIがローマ数字、4から8がアラビア数字になっている。垂直クラッチでコラムホイール式のクロノグラフ。テンプは両持ちでフリースプラングと最新の設計。
チャペック フォーブル・ド・クラコヴィ「カリフォルニア・ドリーミン」
自動巻き(Cal.SXH3)。3万6000振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41.5mm、厚さ14.6mm)。50m防水。世界限定18本。500万円(税別予価)。8月入荷予定


カリフォルニア・ダイアルの起源とは?

 カリフォルニア・スタイルのダイアルは、現代の時計としては珍しい選択だ。その起源については、ウォッチメイキングにおける「ミステリー」のひとつでもある。このようなスタイルのダイアルがなぜ、西海岸の州にちなんで名づけられたか、誰もその理由を知らないままだ。その特別なデザインが30年代と40年代にカリフォルニア州で非常に人気があったためと言われているが、70年代に人気のダイアルをデザインしていた、ロサンゼルスを拠点とする有名なダイアル仕上げの職人KirkRich(カーク・リッチ)がルーツであると推測する人もいる。ただ、どちらも決定的なものではないようだ。


新作「カリフォルニア・ドリーミン」の礎となった試作機

チャペック「デザイン・スタディ・クロノグラフ」
2012年12月12日にブランドを復活できたチャペック。わずか15,000ドルしか持たない3人の創業メンバーが、チャペック社を復活させた自分たちと関係者に向けて作ったモデル「チャペック・デザイン・スタディ・クロノグラフ」が、新作「カリフォルニア・ドリーミン」のインスピレーションの素となっている。この試作機は市場テストのためのモデルとなり、クラウドファンディングのエクイティ・ファイナンス(新株発行に伴う資金調達)が行われる前の初期段階における資金源となった。この時計は、実際には仲間内で販売され、2015年に発表された公式コレクションであるQuai des Bergues(ケ・デ・ベルク)に搭載されている高品質な自社キャリバー、SHX1の設計と開発に関するさらなる研究に資金を提供することができたのだ。


Contact info: ノーブル スタイリング Tel.03-6277-1604


南極大陸をイメージした新世代の”ラグスポ”、チャペック 2020新作「アンタークティック」

https://www.webchronos.net/news/46900/
チャペックから2020年新作「ケ・デ・ベルク スルスム・コルダ」が発表

https://www.webchronos.net/news/45533/
チャペック2020新作「ケ・デ・ベルク オーロラ・ボレアリス」「ケ・デ・ベルク ブルー・オーロラ」

https://www.webchronos.net/news/45507/