シャネルの「J12」は、2000年にブラック、そして2003年に38mmと33mmのホワイトセラミックのモデルで登場し、その斬新さで世界に衝撃を与えた。ウォッチメイキングの世界に革命を起こした「J12」は“21世紀のアイコンウォッチ”と称され世界的に流行した。そして誕生20周年となる2020年、「何も変えずに、すべてを変える」モットーを掲げて、33mmのクオーツモデルが新しく生まれ変わった。
シャネル「J12」
「J12」の33mmモデルは、38mmモデルと同じ審美的変更が加えられた。ベゼルはダイヤルを拡張するために手が加えられ、数字やインデックスの書体も一新。ベゼル外周にあしらわれた刻みの数は30から40に増やされた。ベゼルにダイヤモンドを配したモデルは、ひとつひとつのダイヤモンドが大きくなり、53個1.06カラットから、46個 1.21カラットに変わった。
クォーツ。高耐性セラミック x SSケース&ブレスレット(直径33mm)。12個のダイヤモンドインデックス、ベゼルに46個のダイヤモンド。115万円(税別)
また、リュウズの幅と、リュウズにあしらったセラミック製カボションのサイズが縮小された。ケースは、J12ならではの流れるようなラインを損なうことなく厚みをわずかに増やした一方、側面にカーブを持たせ滑らかにすることで、厚さは以前と変わらないような印象を与えている。リンクが長くなった新しいブレスレットが、この時計の美しさを更に際立たせている。
クォーツ。高耐性セラミック x SSケース&ブレスレット(直径33mm)。12個のダイヤモンドインデックス。64万5000円(税別)
クォーツ。高耐性セラミック x SSケース&ブレスレット(直径33mm)。マザーオブパールダイヤル。12個のダイヤモンドインデックス。64万5000円(税別)
クォーツ。高耐性セラミック x SSケース&ブレスレット(直径33mm)。49万円(税別)
針のデザインもより研ぎ澄まされた。時針と分針の幅を揃えたほか、夜光部分のサイズを変え、ブラック モデルの白い針に黒の、ホワイトモデルの黒い針に白のスーパールミノーバが塗布されている。
ダイヤル中央のレイルウェイを改良するとともに、新たにインジケーターを追加したことで視認性が向上。“SWISS MADE”の表記をシャネルの書体に変更することでシャネルらしさがより引き立った。さらにこの表記をフランジに組み込み、日付表示をなくしたことで、ダイヤルはよりすっきりとした印象に変化。シャネル クリエイション スタジオが手掛けたダイヤル上の数字の書体は、より魅力的かつ洗練されたデザインに進化しただけでなく、素材がセラミックに変更されている。
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