週末になると幹線道路を通行止めにして、文字通り歩行者天国となる街、銀座。そこは、現代建築と革新的でモダンなラインやフォルムにデザインされた建物でも有名である。この度、歌舞伎座から少し入った、東京初出店となるBell & Ross(ベル&ロス) ブティックがオープンした。
東京都中央区銀座4-9-13
03-6264-3989
建築理念はフォルムと機能
店内のインテリアは透明感のあるスッキリとしたモダンなデザインに仕上がっている。屋外にある4 つのショーケースはそれぞれ、航空、ダイバー、F1、アーバンと、Bell & Rossが掲げる4 つのテーマに関連づけられている。店内にはコレクションの全モデルが展示されている。コレクションのすべてを見ることができるのは、世界でもこの銀座店を含む数少ないブティックに限られている。
何よりもまず、最初に足を踏み入れるメインの空間は、無機質感にあふれている。コンクリートの床は滑走路や航空機の格納庫を彷彿とさせる。着陸帯の発光標識をモチーフにした天井の発光ベルトもしかり。このエリアには、ブランドの象徴的カラーで、航空機のダッシュボードの色である黒が持つ貴重で真正な側面を表現した黒大理石がちりばめられている。これは、純白の天井と見事なコントラストを成している。
ブティックの中央には大型のキャビネットが2 つ設置されている。ひとつは、透明のガラスとスリ加工を施したプレキシガラスを使用したデザインで、発光するトーテムのように置かれている。これは最新商品のリリース専用として使用される予定だ。もうひとつは黒大理石でできており、コレクションの中でも洗練された特別なモデルを引き立てるものとして使用される。
エリア全体は、会社の歴史をたどる小道具やコレクターアイテムを並べたマットブラックの大理石でできた柱と棚、そしてコンクリートの固さが与える冷たい印象と見事なコントラストを生み出している。オーク材の壁には、象徴的な黒い時計が3 つかけられており、それぞれが、時計づくりの中心地ジュネーブ、世界の中心地ニューヨーク、そして日本の首都東京の時間を刻む、まるで空港のラウンジのようだ。VIPエリアには巨大なスクリーンが配置され、ブランドの歴史やその斬新さを映し出す予定だ。
Contact info: ベル&ロス ジャパン Tel.03-5977-7759
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