ユリス・ナルダンは、本日6月8日の世界海洋デーに合わせ、海洋保護のための新作「ダイバー レモンシャーク」を発表した。レモンシャークというサメをテーマに、専門家やダイバー、非営利団体を称えるこのモデルは、世界限定300本で発売される。
自動巻き(Cal.UN-816)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径42mm)。300m防水。世界限定300本。88万円(税込み)。
海の重要性を考える日
ユリス・ナルダンが力を注ぐ海洋保護活動の一環として、世界海洋デーを迎えるこのタイミングで、サメをテーマにした1本の新作を発表した。同社は、国連が掲げる2030年までに達成すべき17の持続可能な目標(SDGs)に沿った、環境への取り組みを行っている。
近年各ブランドが注目が集めているこの分野にいち早く取り組み、単なるウォッチメーカーに留まらないのが、ユリス・ナルダンの特筆すべき事実だ。海洋汚染を少しでも減少させるため、可能な限り海から採取した物質を時計のパーツに使用するだけでなく、環境保護に従事する非営利団体を支援するなど、脅かされる地球環境への関心をユーザーにも呼びかけている。
近年悪化する一方である地球環境問題は、産業排水による水質汚染や、二酸化炭素の増加による海水温や海面水位の上昇など、実に多様化している。我々生物と非常に深い関係にある海に関心を持ち、責任を持って問題を解決させるように呼びかけているのだ。
今回発表した新作では、ユリス・ナルダンのシンボルでもあるサメに焦点を当てた限定モデルだ。この特別な国際デーでの発表を記念し、同社が以前からサポートしている海洋生物の研究や海洋保護を専門とする、世界的なサメの専門集団OCEARCH(オーサーチ)と、フロリダ国際大学(FIU)の環境研究所というふたつの組織と協力し、FIUメディア・アクエリアス・プログラムという新しいプロジェクトをスタートさせた。
これは、海洋研究専門のダイバーを訓練するための特別なプログラムだ。世界で唯一の水中研究・教育施設であるアクエリアスは、アメリカ合衆国のフロリダキーズ国立海洋保護区の水面下約60フィートに設置されている、いわば海底の実験室である。ここでダイバーや専門家は、海洋生態系についての研究や保全を行うのだ。
ユリス・ナルダンとオーサーチは2020年6月から協力体制を取っており、サメを保護するという共通の目標を掲げている。オーサーチの創設者クリス・フィッシャーは「孫の代まで健全な海を残るチャンスを得るためには、科学的発見のスピードを上げる必要がある」と述べている。
海の探検家とともに
ユリス・ナルダンとパートナーシップを結ぶ、ユリシーズの一員であるフレット・ボイルは、主にメジロザメ科をトラッキングするためのタグ付けに協力している。ダイバーであり写真家でもある彼は、自身の経験と知識を生かし、研究者とともにダイビングをしながら、体を張った勇気ある活動を積極的に行っている。
そんな彼が着用しているのが「ダイバー レモンシャーク」だ。本作はダイバー42mmコレクションの新たなバリエーションであり、ブラックを基調とするDLCコーティングを施したケースに、明るいイエローのアクセントを加えている。
モデル名にもある「レモンシャーク(レモンザメ)」はインド洋から太平洋に生息するメジロザメの一種で、肌が明るい黄色であることからその名がついた。ベゼルの内側や秒針、ダイアルのミニッツトラックに施された鮮やかなイエローカラーは、言うまでもなくレモンシャークへのオマージュだ。ケースバックには3匹のリアルな質感でレモンシャークが描かれている。ストラップには、海水面に漂う漁網を再利用した「Rストラップ」を採用しており、隅々まで海とのつながりを感じられる1本である。
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