ショーメのハイジュエリー「エクロジオン ドゥ ショーメ」コレクションに、新たな4種の腕時計が追加された。一部モデルではアニタ・ポルシェとのコラボレーションによって生み出された、天然素材やエナメルの美しさを持つ。それぞれはユニークピースだ。
ラナンキュラスが咲き誇る新コレクション
ショーメは、新たなハイジュエリー「エクロジオン ドゥ ショーメ」コレクションを発表し、4種類の腕時計がラインナップに加わった。アート作品との深いつながりを持つ同メゾンの新コレクションは、20世紀初頭に起こった絵画運動である「フォーヴィズム(野獣派)」の作品からインスピレーションを得たと説明する。ルネサンス以降の写実的な絵画とは一線を画す、目で見た色彩ではなく“心”が感じる色彩を用いた、激しい筆致や大胆な色使いがフォーヴィズムの特徴だ。
コレクション名である「エクロジオン」はフランス語で「満開」を意味する言葉で、植物の生命力を感じさせる、立体的で明るい色使いを採用。腕時計に加えて複数のイヤリングやブローチ、リングで構成されている。
モチーフに用いたのはラナンキュラス(和名でハナキンポウゲ)であり、初めてショーメの作品に起用された。幾重にも重なった花びらが柔らかな印象を生み出す、毎年春に見頃を迎える人気の高い花だ。
自動巻き(Cal.ETA2892)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KYG(直径35mm、厚さ10mm)。30m防水。ユニークピース。参考価格1085万7000円(税込み)。
自動巻き(Cal.ETA2892)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KYG(直径35mm、厚さ10mm)。30m防水。ユニークピース。参考価格1085万7000円(税込み)。
4種類の腕時計には、ダイアルからベゼルに至るまで、ラナンキュラスが咲き誇っており、フォーヴィズムの巨匠たちから着想を得た大胆で鮮やかな色彩によって描かれる。明るいグリーンや燃えるようなレッド、爽やかなオレンジ、霞がかったようなグレーなど、さまざまな色であふれている。
職人技を凝らしたダイアル
本作のダイアルは、天然素材であるマザー・オブ・パールやケース同様のゴールド、エナメル、宝石などを用いた豪華な仕上がりを持つ。ダイアル上で表現される生き生きとした自然の姿は、立体的な質感と繊細な技巧によって描かれている。花びらの部分にグラン・フー・エナメルを施したモデルもあり、該当モデルでは、エナメル技術の第一人者と称されるアニタ・ポルシェの手が加えられた。
この他にも、細かく粒立ったミルグレインや、鏡面をつくり出すポリッシュ、宝石のマイクロセッティングなど、多種多様な仕上げの効果により、ダイアル上にボリューム感をもたらした。オレンジ・レッド・グレーのモデルには、ベゼル部分に異なる素材を埋め込んだ象嵌の技術を用いた。加えて、ピンバックルの部分にはブリリアントカットのダイヤモンドがセットされている。
自動巻き(Cal.ETA2892)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWG(直径35mm、厚さ10mm)。30m防水。ユニークピース。参考価格577万5000円(税込み)。
自動巻き(Cal.ETA2892)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWG(直径35mm、厚さ10mm)。30m防水。ユニークピース。参考価格797万5000円(税込み)。
それぞれの作品は1本ずつ製作されたものであるため、裏蓋には希少性を証明する“Unique Piece”の刻印が施されている。またトランスパレントのケースバックからは、ショーメのロゴが入った自動巻きムーブメントCal.ETA2892の姿を見ることが可能だ。
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