ユリス・ナルダンがモナコヨットショーの開催を記念した、ふたつのモデルを発表

ユリス・ナルダンは、海への情熱や気品、革新性と高精度を共有しながら、世界で最も権威あるモナコヨットショーのオフィシャルスポンサーを10年以上勤めている。9月末にポート・ハーキュリーズで開催されるモナコ・ヨットショーは、1年の休みを経て再び開催され、豪華なヨットや素晴らしい観光地、快適な休暇を愛する人々を迎え入れるだろう。ユリス・ナルダンは、この地中海の牧歌的な環境の中で、ふたつの新しいモデル、「ダイバークロノグラフ モナコヨットショー」と、素晴らしく特別な「マリーン メガヨット」ローズゴールドを発表した。

ダイバークロノグラフ
モナコヨットショー リミテッドエディション

　ケース、ベゼル、UN エレメントにはチタンを使用、ベゼルにはラバーをコーティングしている。このモデルはダイバーズウォッチとしての機能をすべて備えている。超高耐性のサファイアクリスタル、ねじ込み式リューズ、「0」のスーパールミノバ、深い海でも最高の視認性を発揮する逆回転防止付ベゼル、300メートルまでの防水性。ストラップは、ラバー、メタル、ヴェルクロ式ファブリックの3種類から選択可能だ。

マリーンメガヨット//44mm

　このパワフルな時計の心臓部は、直径37 mm、504個の部品から成る手巻き式ムーブメントだ。毎時2万1600振動の巡航速度で約80時間のパワーリザーブを保証し、トゥールビヨンは毎時60回転または60秒で1回転する。この時計の第一の役割は、アナログ式の時刻表示と月の満ち欠けを立体的に表現し、特定の場所に対する潮の満ち引きをリアルタイムに表示する機構を備えている。この機構はリューズで調整が可能で、その位置は演習用電信機のスクリーンと同じように窓で測定する。現代的なデザインの錨は鍬形の形をしており、アンカーリングによってチェーンと連結している。このアンカーリングは、装飾的と思われる係留用チョックを通過しているが、リューズの巻真の動きに応じて動きパワーリザーブを表示する。可能な限りのリアルさを追求したユリス・ナルダンは、12 時位置にある本物のミニチュア巻き上げ機を完成させた。

　月の満ち欠けのディスプレイは、地球の衛星を精密に3Dで縮小して表現したもので、特別なインパクトを与えるために超精密なエングレービングを用いて実際の月面が再現された。月はふたつの半球で構成しており、ひとつはブルーPVD 加工（新月の期間）、もうひとつはロジウム加工（太陽の照明効を再現）している。アニュアルカレンダーの調整はリューズで行なう。その際、 時計ストラップ側の電信窓に表示されているインジケーターを、対応する表示（S ：針をセットする位置／TM ：タイドムーンの位置／ W ：ムーブメントを巻き上げる位置）に合わせる。インジケーターの中間位置では、リュウズを反時計回りに回すことでムーンフェイズと潮汐量の表示を調整し（リュウズの1回転は 4日分に相当） 時計回りでは、場所に応じて潮汐のレベルを調整する（リュウズの1 回転はディスクの0.25回転に相当し、9.5時間に相当）ことが可能だ。