クエルボ・イ・ソブリノスが4色展開の新作「ヒストリアドール アストゥリアス」を発表

2022.01.25

1940年に製造されたクエルボ・イ・ソブリノスを象徴するアールデコ様式美を大胆かつエレガントに取り入れたラウンドモデルを原型とした4本の新作が2022年3月より発売される。

ヒストリアドール・アストゥリアス


端正なラウンドケースとカラーダイアルが魅力

 クエルボ・イ・ソブリノスは、ヒストリアドール・コレクションの新作「ヒストリアドール・アストゥリアス」を発表した。4つのカラーバリエーション(ブルー、グリーン、レッド、タバコ)を展開する本作のデザインは、1940年製造のブランドを象徴するアールデコ様式を取り入れたラウンドモデルを範に取っている。

ヒストリアドール・アストゥリアス

クエルボ・イ・ソブリノス「ヒストリアドール・アストゥリアス」
自動巻き(Cal.CYS5104)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径40mm、厚さ9.9mm)。3気圧防水。33万円(税込み)。

 端正なラウンドケースと、ティアドロップ型のユニークなラグとの組み合わせが、当時の優雅でエレガントな雰囲気を伝える。手首のカーブに沿うように緩やかな弧を描くラグの形状が、デザイン面だけでなく快適な装着感を提供する。ケース径40mmのステンレススティール製のケースは丁寧に研磨され、曲線で構成されたラウンドケースの輪郭を強調する。

ヒストリアドール・アストゥリアス

外周に向かうほどに濃い色調に変化する、神秘的でスモーキーな仕上げを採用。ダイアルにセットされる長短針は、フランス語で菱形を意味するロザンジュスタイルであり、バトンスタイルのアプライドインデックスに調和する。また、6時位置に配置されたデイト表示はダイアル全体の雰囲気を考慮した黒ディスクに白数字を採用している。そして12時位置には、アプライドのブランドエンブレムが備わる。

 本作に搭載されるムーブメントは、プゾー224をベースにした自動巻きキャリバーCYS 5104。主ゼンマイを巻き上げるローターにはブランドのエンブレムが施され、ブリッジなどはコート・ド・ジュネーブで装飾されている。トランスパレント仕様のケースバックを通して、このムーブメントの精緻な動きを鑑賞することができる。


モデル名の意味とは

 クエルボ・イ・ソブリノスは1882年にクエルボとその甥たちによって設立された。これがそのままブランド名となっているのだが(スペイン語で&に相当するのが”y”)、この注目に値する起業家と高度なスキルを持つ金細工職人のグループは、スペイン北西部の地域であるアストゥリアス出身だった。「ヒストリアドール・アストゥリアス」は、19世紀に富を求めて南北アメリカに航海した勇敢な移民を称えている(直訳するとアストゥリアスの歴史家、となる)。

 キューバは新しい世界を発見し、より良い生活を送ることを熱望している勇敢なアストゥリアス人に人気のある選択肢であった。アストゥリアスの町プラビアからの移民であるラモン・フェルナンデス・クエルボは、1862年にハバナに宝石店を設立し、その後82年にドン・ラモンは甥たちと新しい会社を設立し、これがクエルボ・イ・ソブリノスに因んでいるのだ。


Contact info: ムラキ クエルボ・イ・ソブリノス Tel.03-3273-0321


クエルボ・イ・ソブリノスがルーツであるキューバの特産品をイメージした「プロミネンテ・ソロテンポ(タバコカラー)」を発表

https://www.webchronos.net/news/71632/
クエルボ・イ・ソブリノス初のパイロットモデル「ヴエロ ロシーヨ」

https://www.webchronos.net/news/39985/
クエルボ・イ・ソブリノスからキューバ×日本 国交90周年記念の20本限定クロノグラフ発売

https://www.webchronos.net/news/38242/