【2022年 新作】シャネル、ユーモアあふれる3本のマドモアゼル J12コレクションを発表

シャネルは、「マドモアゼル」と呼ばれる、ブランド創業者のガブリエル・シャネルをモチーフとしたコレクション、「マドモアゼル J12」の3モデルを追加した。描かれるモチーフは共通だが、それぞれ描き方は異なっており、シャネルのアートウォッチに対する技術力がうかがえる作品だ。

両腕で時刻を示す「マドモアゼル J12 ラ パウザ」

　まず紹介するのは、「マドモアゼル J12 ラ パウザ」だ。本作は、フレンチ リヴィエラの別荘「ラ パウザ」で撮影された写真の中のマドモアゼルのスタイルに インスパイアされたデザインを取り入れている。

　ボーダーのカットソーとセーラーパンツを纏ったガブリエル・シャネルがダイヤルにあしらわれているユニークなモデルで、マドモアゼル J12として初めてキャリバー 12.1を搭載している。特別な仕様に合わせ、ムーブメントの地板や受けは、オールブラックとなっている。

デフォルメされ愛嬌のある「マドモアゼル J12・XS」

　次に紹介する「マドモアゼル J12・XS」は、デフォルメされたマドモアゼルが、ウォッチケースに覆いかぶさり、茶目っ気あふれる姿を見せている。

　キャラクターとなったマドモアゼルのシルエットは、18Kホワイトゴールドにブラックラッカーを重ねた2トーンで描かれており、彼女の帽子には1粒のダイヤモンドがセッティングされている。このマドモアゼルはケースとは別体となっており、ケースにネジ留めされている。

スケルトンムーブメントで“魅せる”「J12 ガブリエル キャリバー 3.1」

　最後に紹介する「J12 ガブリエル キャリバー 3.1」は、ブラックのドレスとお気に入りのパールをまとったガブリエル シャネルのシルエットが、グランフーエナメルでダイアルに描かれている。このダイアルはガブリエル・シャネルのシルエットの部分以外はオープンワークになっているため、搭載するスケルトンムーブメント、キャリバー 3.1の機構をダイアル側からも鑑賞することが可能である。

　18Kホワイトゴールドのベゼルに、バゲットカットのダイヤモンドをセットしたプレシャスな額縁の中で、“時の管理人”としてマドモアゼルが佇む、絵画のような作品だ。