ウブロは、クリエイティブディレクターのサミュエル・ロスとコラボレーションした初のモデル「ビッグ・バン トゥールビヨン サミュエル・ロス」を発表した。直径45mmのケースには独創的なハニカムパターンのメッシュが用いられており、オレンジカラーの専用ストラップがケースとの一体感を生んでいる。50本のみ製作される限定モデルだ。
クリエイティブディレクター、サミュエル・ロスの世界観との融合
2020年からウブロのアンバサダーを務めるサミュエル・ロス。今回、彼が持つユニークな世界観を表現した初のモデル「ビッグ・バン トゥールビヨン サミュエル・ロス」が披露された。
自動巻き(Cal.HUB6035)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径44mm)。3気圧防水。世界限定50本。1348万6000円(税込み)。
サミュエル・ロスはアーティスト、映画制作者、ファッションデザイナーとして活躍するクリエイティブ・ディレクターだ。2012年にレスターの英国立デ・モントフォート大学でグラフィックデザインとイラストレーションを専攻し、優秀な成績で卒業。
これまでにオークリーやナイキ、ドクターマーチン、マッキントッシュなど、数多くのブランドとコラボレーションを行ってきた。15年末にメンズのラグジュアリースポーツウェアレーベルである「A Cold Wall」、19年に自身のデザインスタジオ「SR_A」を立ち上げた。
ウブロのどの時計とも異なるケース構造を持つ本作。特有のスタイリッシュなヘキサゴンパターンは、サファイアクリスタル製の文字盤、ケース、ケースバック、ストラップに使用されているチタニウム製ハニカムメッシュにも反映されている。
このハニカム構造のパターンは自然界の基本的な構成要素(蜂の巣、爬虫類、フルーツ、雪の結晶など)であり、隙間なく重なり合うことができる、堅牢で効率的な形状だ。各ユニットがシームレスにフィットするため、現代の建築やデザインの基準として利用されている。
また、このパターンは彼のデザインに共通する機能性のシンボルでもある。軽量で透かし彫りの入ったチタン製の構造と可鍛性のあるラバーストラップは、腕に着用した際の快適さを保証。ストラップだけではなく、リューズやトゥールビヨンブリッジ、そしてケースを保護するパーツに、エネルギーと楽観主義を表すオレンジカラーでアクセントを加え、サテン仕上げのケースとベゼルの落ち着いたグレーとの鮮やかなコントラストを生み出している。
搭載するのは、スケルトン構造が目を引く自社製キャリバーHUB6035だ。282個の部品で構成されるこのムーブメントは毎秒6振動で予期を刻み、約72時間のパワーリザーブを保持している。世界で50本のみ生産される本作は、時計製造に新たな視点と視覚的表現をもたらすアートピースとなるだろう。
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