ムラキは、スイスの高級クロックメゾン「レペ(L’EPEE)」の2022年新作モデル「タイムファスト クロームメッキ限定モデル」を全国の正規代理店にて発売する。「タイムファスト」は、1950年代のF1 レーシングカーにインスパイアされたもので、キネティック・スカルプチャー(動く彫刻)と現代的なクロックが一体となっている。ゲオルク・フォスター、ECAL(ローザンヌ州立美術学校)、そしてレペ(L'EPEE)とのコラボレーションでデザインされたもので、バリエーションは、シルバークロームとゴールドクロームの2タイプが展開される。
1950年代のF1レースで活躍したカーデザイン
手巻き(cal.L'EPEE 1839 1855 MHDエスケープメント)。26石。1万8000振動/時。SS(長さ38.5cm x 幅16cm x 高さ12cm)。パワーリザーブ約8日間。重量4.7kg。世界限定100ピース。418万円(税込み)。
「タイムファスト クロームメッキ限定モデル」は、長く張り出したエンジンフード、象徴的なラジエーターグリル、大型スポークホイール、後部座席の配置、傾斜したテール部など、1950年代のF1 のディテールを踏襲している。また、エレガントなデザイン、完璧な仕上げ、流れるようなライン、そして新たに製作されたシルバーとゴールドのボディによって、スポーティーでノスタルジックな印象をたたえている。
自動車の機能、クロックの機能
手巻き(cal.L'EPEE 1839 1855 MHDエスケープメント)。26石。1万8000振動/時。SS(長さ38.5cm x 幅16cm x 高さ12cm)。パワーリザーブ約8日間。重量4.7kg。世界限定100ピース。418万円(税込み)。
この時計の“エンジン”とも言えるムーブメントには、約8日間パワーリザーブ、1万8000振動/時の自社製キャリバーを搭載。車体のカーブにフィットするように開発された階層型ムーブメントで構成されている。時・分は、エングレービングされた2枚のステンレススティール製ディスクを介し、競技用ゼッケンを模した開口部を通して側面に表示される。ドライバーが座っているかのようなコックピットでは、ガラスドーム状のヘルメットが脱進機の音を際立たせている。
時刻合わせは3本のスポークをデザインしたステアリングホイールで行なう。またシャシーの反対側には、レーシングカーを象徴するゼッケンプレートがあり、オプションでエングレービングを施し自分だけの1台を作ることができる(L'EPEEのロゴは標準装備)。ゼンマイの巻き上げは、1週間に1度、車輪を逆回転させることで巻き上げることができる。
車体の構造
タイムファストは、本物のレーシングカーと同じように、アルミのボディからガンギ車のような数ミリ単位の小さな部品まで、すべて手作業でポリッシュ、サテン仕上げ、サンドブラストなどが施されている。シャシーを構成するムーブメントのプレートは、往年のレーシングカーのエンジンブロックをイメージし、細部にまでこだわったデザイン。ムーブメントを冷やすかのようにラジエーターグリルは透かし彫りになっている。さらに、デュアルエキゾーストを採用することで、モータースポーツのスピード感を表現した。タイヤにはグリップ力の高いソフトラバーが巻かれている。
操作方法
ステアリングホイールを反時計回りに回転させることで、時刻を設定。時計回りの回転で、ステアリングホイールの位置を自由に変更可能だ。ゼンマイの巻き上げは後輪で行なう。後輪のタイヤを逆回転させることで、香箱を巻き上げ、クロック機構にエネルギーを供給する。
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