「BR 05 アートライン」は、BR 05コレクションの新しいモデルだ。BR 05に共通の形状と、特にその一体型ブレスレットを採用している。そのコンセプトは、「アートライン」という言葉に集約される。ベル&ロス共同創設者のブルーノ・ベラミッシュは次のように説明している。「この名前は、デザイン(ライン)の中に芸術的要素(アート)が取り込まれていることを表しています。これを見ると、すぐにアメリカンスタイルのストリームラインを思い浮かべるでしょう。」ストリームラインとは、1930年代の工業デザインのトレンドで、スピードと空気力学にインスパイアされた非常に流線的なラインが特徴である。
BR 05 アートライン
自動巻き(Cal.BR-CAL 321)。パワーリザーブ約40時間。SS(直径40mm、厚さ10.5mm)。100m防水。世界限定250本。70万4000円(税込み)。Bell & Rossブティックにて限定販売。
常にミリタリー計器へ情熱を傾けてきたベル&ロスがリリースした、極めて珍しいドレスアップ・モデルである。角が丸みを帯びたベゼルは一体型で、4本のネジでケースに固定されている。ベゼルに施されたゴドロン装飾は、ストラップのセンターリングにも用いられ、類まれなエレガントさを添えている。
航空学のインスピレーション
波形のカーブを施したメタルケースは、ふたつのインスピレーションを思い起こさせる。ひとつはエアロスタイルだ。1940年代の最初の輸送機は、波形のアルミニウムの機体で知られていた。この技術は、軽量で変形しにくいという理由で採用されている。もう一方はアーバンスタイルだ。アルミニウムは建築に広く利用されている。この合金は、最先端の建物のファサードを覆ってもいる。ラ・デファンスにある多くのタワーはアルミ製の外壁を備えているだけでなく、内装にもアルミニウムが活かされており、前衛的な照明や家具を飾っている。
デザイン理念
針とインデックスには、蓄光性のスーパールミノバが塗布されていて、昼夜を問わず最高の視認性を実現する。アワーインデックスがバトン型に変更された。12時のみダブルバトンになっている。文字盤は、ルテニウム・グレーのサンバースト仕上げ。このエレガントな色合いはBR 05では初めて採用されたもので、メタライゼーションによって実現した。この色は40mmのステンレススチールとのコントラストを際立たせ、文字盤をはっきりと浮かび上がらせる。この時計は、自社製自動巻きキャリバーBR-CAL321を搭載。サファイアクリスタル製のケースバックから、自動巻きローターを眺めることができる。ローターは、スポーツカーのホイールリムにインスパイアされてデザインされた。
Contact info: ベル&ロス 銀座ブティック 03-6264-3989
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