リシャール・ミルは、新作「RM 88 オートマティック トゥールビヨン スマイリー」を発表した。今作は世界的に有名な“スマイリー”をダイアルにあしらった自動巻きトゥールビヨンウォッチである。ダイアル上には、職人の手作業によって仕上げられた、さまざまなモチーフが並んでいる。
ダイアルにあしらわれた、喜びを表す世界の共通言語
今から50年前、フランクリン・ルフラーニが描いた黄色のスマイリーが、フランスの新聞、フランス ソワールに掲載された。シンプルゆえに誰にでも分かりやすいスマイリーは、やがて交流のシンボルとして、世界の共通言語となった。今回、リシャール・ミルが発表した新作は、そんなスマイリーをモチーフにした、「RM 88 オートマティック トゥールビヨン スマイリー」である。
ダイアル上にスマイリーをあしらった本作。スマイリーは、フランクリン・ルフラーニが50年前に生み出したものだ。黄色い円、楕円形のふたつの目、上がった口角といったシンプルな顔のイラストだが、今や喜びを表す世界の共通言語として知られている。自動巻き(Cal. CRMT7)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。ホワイトセラミックス×18KRGケース(縦48.15×横39.74mm、厚さ13.3mm)。50m防水。世界限定50本。価格要問合せ。
オープンワークのダイアルには、主役のスマイリーをはじめ、太陽やパイナップル、サボテン、フラミンゴ、カクテルグラス等の細密彫刻が散りばめられている。これらは、ひとつひとつがエングレーバーであるオリバー・カーンの手作業によって制作されており、パイナップルの網目模様や、イエローゴールドのサボテンの棘、カクテルグラスの傘等、細部にまで妥協のない仕上げが与えられている。
スマイリーが配されているのは、マイクロブラスト加工が施された ARCAP®モーションワークブリッジの上。このブリッジには虹が描かれており、ムーブメントに確かな剛性を与えるとともに、彩りを添えている。
6時位置にはトゥールビヨンが配されており、稲妻と太陽のモチーフが1分ごとに雲の下を通過する。3時位置の“W”と“H”の文字を指し示す針は、リュウズのポジションを容易に判別できるファンクションディスプレイだ。
ムーブメントは、今作のために開発されたキャリバー CRMT7を搭載する。ブリッジと地板にはグレード5チタンを採用しており、耐腐食性と剛性の向上に加え、輪列を正常に機能させるための平滑性を与えられている。また、可変慣性フリースプラングテンプによっても、耐衝撃性を高められている。
自動巻きローターは、OneWay®巻き上げシステムを採用した3Nイエローゴールド製。セラミックボールベアリングを用いることによって、巻き上げ効率を高めている。細密彫刻をセットしやすくするため、ブリッジは2分割されており、組立効率やメンテナンス性にも配慮された構造を持っている。
ベゼルとケースバックには、高い硬度と退色のしにくさを特徴とするATZホワイトセラミックを、ミドルケースには18K5Nレッドゴールドを採用している。ケース全体は腕に沿うように湾曲しており、装着感を高められている。鮮やかなイエローカラーのストラップはラバー製。チタン製のネジによってケースに固定されている。
職人の技法をふんだんに盛り込んだ数々のアイテムとスマイリーは、50年前の誕生時と同じように、喜びを表すシンプルなシンボルとして、ユーザーの手元を飾ることだろう。
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