ユリス・ナルダンは、高級時計の技術とスポーツウォッチの完璧な融合である「ダイバーXスケルトン」を発表した。チタンで覆われたその流線的なシルエットは、ホワイトを身に纏っている。大胆さ、技術力、パワー、爆発的なエネルギーが、この時計製造の世界において唯一無二の存在を際立たせている。
ダイバーXスケルトン ホワイト
ホワイトラバートップの逆回転防止ベゼルを備え、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施したチタンケースは200 m防水仕様だ。このダイバーXスケルトン ホワイトには、«Ulysse Nardin »のエレメントとチタンフォールディングバックルの付いたホワイトラバーのブレスレットとホワイトファブリックブレスレットが用意されている。
最先端のシリシウム技術を導入
この革新的なインキュベーターの中心には、シリシウム製の大型オシレーターを備えた超現代的スケルトン自動巻きムーブメントが搭載された。ガンギ車、アンクル、ヒゲゼンマイも同様にシリシウム製で、自身が時計製造の世界に初めて導入した、ユリス・ナルダンにとって特別な素材である。キャリバーUN-372は、時、分、秒の各機能を表示する。
ユリス・ナルダンの関連会社、シガテック社
ユリス・ナルダンの関連会社で、スイスのシオンに拠点を置くシガテック社は、シリシウム製のマイクロメカニカル・コンポーネントを専門とし、ミクロン単位の精度でカスタムメイドの部品などを製造している。シガテックが使用するシリシウムは、シリコン結晶のインゴットから切り出された直径約15 センチ、厚さわずか10 分の1 ミリの円盤状のウエハーで、製錬会社で合成されたものだ。このウエハーを目的の部品に加工するために、シガテックの持つ技術の「DRIE」という特殊な工程が必要となる。DRIE(Deep Reactive Ion Etching-深堀反応性イオンエッチング)プロセスは、写真と3Dエッチングを組み合わせた革新的なハイブリッド技術だ。ユリス・ナルダンは、わずか10 年で、時計製造におけるポールポジションを獲得したといえよう。
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