エルメスは、2021年に初披露した「エルメスH08」コレクションの新たなバリエーションを発表した。スクエアとラウンドが交差する独自のデザインはそのままに、チタン製のベゼルと18Kピンクゴールド製のミドルケースを組み合わせた。
スポーティーとエレガントが交差する、新エルメスH08
エルメスのクリエイティブ・ディレクターのフィリップ・デロタルがデザインした「エルメスH08」は、2021年から展開を始めた新コレクションだ。味わい深い質感、深い色合いと色彩豊かなタッチ、幾何学的かつ整然としたシルエット、マットと光沢の使い分けなど、さまざまな風合いが融合した外装が特徴である。
今回このエルメスH08コレクションに加わったのは、上品な印象を与える18Kピンクゴールドと軽量で堅牢なチタン、そして耐傷性に優れたセラミックスを組み合わせた新たなバリエーションであり、エルメスの新しいシグネチャーにさらなる深みが生まれた。
自動巻き(Cal.H1837)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KPG×Tiケース(直径39mm)。10気圧防水。217万8000円(税込み)。2023年6月以降発売予定。
コレクションを象徴するケースは、ミドルケース部分が18Kピンクゴールド、ベゼル部分がセラミックス、ケースバックがチタンで作られており、対照的な質感が楽しめる。そしてブラックセラミックのベゼルとリュウズによって、異なる素材同士のコントラストをさらに引き立てている。
素材別の仕上げの違いにも注目だ。サテンとポリッシュ仕上げが交互に施されたバイカラーのケースは、黒いグレイン仕上げの文字盤の深みを強調し、蛍光色に光る針とインデックスを際立たせている。中央の分目盛ディスクと秒針にはブラックニッケル加工が施され、4時30分の位置のクッション型小窓には、本作独自のタイポグラフィを施した日付が表示される。
また本作にはブラックとアントラシトのファブリックストラップ、またはブラックのラバーストラップが組み合わせられ、DLCコーティングを施したチタンのデプロイアントバックルが付属する。18Kピンクゴールドが見せる上品さと、ファブリック素材が生み出すスポーティな印象が、バランス良く融合しているのだ。
Contact info: エルメスジャポン Tel.03-3569-3300
https://www.webchronos.net/features/78472/
https://www.webchronos.net/news/59536/
https://www.webchronos.net/news/63255/