100万円未満の時計ランキング / アンダー100万円未満で良作を探せ!

2012.01.03

近年、ミドルレンジにカテゴライズされるモデルでは、高品質化に加えて高額化も著しい。今回は価格の上限を100万円未満に設定して、これならばと思える良作をチョイス。例によって大きく票が割れたが、5名のリコメンドを得たペキニエ「リューロワイヤル」がトップランカーとなった。

 

100万円未満で良作を探せ!

1位 67point / 5persons

ペキニエ / リューロワイヤル

Photo:「リューロワイヤル」。自動巻き。SS。77万7000円。

●自社開発の新型ムーブメント「カリブル ロワイヤル」
は革命的なベースキャリバー。そのコンプリケーション機能を考慮すると、この価格は非常識ですね。(山田)
●ここで何度も取り上げ、何度も言っているけれど、いい意味で合理化・簡素化することで、複雑なカレンダー機構をより高性能とし、また精度を高めた。これまた2011年のベストウォッチ。(高木)
●時計に詳しい愛好家にとって、一目置かれる存在になりそうな高性能モデル(いやすでになっている?)。今後の展開は要注目だ。(菅原)



100万円未満で良作を探せ!

2位 53point / 4persons

ブライトリング / トランスオーシャン・クロノグラフ

Photo:「トランスオーシャン・クロノグラフ」。自動巻き。SS。74万5500円。

●黒文字盤×ブラックレザーストラップの一択。デザインの美しさは出色。(篠田)
●もうひとつの航空ジャンルは、ヴィンテージ感が絶妙な味わい。SSメッシュブレスの人気再燃もブライトリングの功績。(菅原)
●ブライトリングのデザインというと、従来ものものしい雰囲気が強かったが、これはスッキリとしたシンプル系で、万人の支持を得られそう。価格も十分に納得できる。(名畑)


100万円未満で良作を探せ!

3位 41point / 3persons

ジャガー・ルクルト / グランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ・1931

Photo:「グランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ・1931」。手巻き。SS。75万6000円。

●デザインといい、仕上げといい、2011年のベストウォッチ。薄く仕立て直した反転式ケースは、コスト高になるはずが、ここまで価格を抑えているのがルクルトらしい。(高木)
●文字盤のデザインは初期モデルをベースにしているが、薄型の反転式ケースは現代の高度な技術で実現したもの。そのバランスが良い。(名畑)


100万円未満で良作を探せ!

4位 36point / 2persons

カルティエ / カリブル ドゥ カルティエ

Photo:「カリブル ドゥ カルティエ」。自動巻き。SS。64万4700円。

●カルティエ初の自社製自動巻きムーブメントの搭載もさることながら、そのマッシヴかつエレガントなデザインは大変魅力的。素晴らしいミドルレンジウォッチですね。(山田)


100万円未満で良作を探せ!

5位 36point / 2persons

ロレックス / オイスター パーペチュアル エクスプローラーII

Photo:「オイスター パーペチュアル エクスプローラーII」。自動巻き。SS。69万3000円。

●タイムレスな名品。ファーストモデルのデザインと最新ムーブの融合が素晴らしい。余談ながら、若かりし頃にコピーモデルを持っていた!(菅原)