選考委員の選定モデル詳細

 

今年のジュネーブに心は震えたか?

菅原 茂(61歳) 時計ジャーナリスト

「プレミアム感がいい」
一般的な自動巻きにアツくなることはないが、マイクロローターには特有の存在感や美観があるから魅力的だ。複雑機構搭載や長時間パワーリザーブの実力派にも注目した。

1 ショパール/L.U.C Cal.1.96搭載機全般
2 ピアジェ/ピアジェ アルティプラノ 43mm
3 パテック フィリップ/永久カレンダー Ref.5140
4 ローラン フェリエ/ガレ・マイクロローター・アントルポン
5 ラルフ ローレン/サファリ RL67 トゥールビヨン
6 ヴァン クリーフ&アーペル/ピエール アーペル ユール ディシ エ ユール ダイヨール
7 ロジェ・デュブイ/パルジョン・マイクロローター・クロノグラフ
8 パネライ/ラジオミール 1940 スリーデイズ オートマティック
9 ピアジェ/ピアジェ エンペラドール クッション トゥールビヨン
10 A.ランゲ&ゾーネ/サクソニア・オートマティック・アウトサイズデイト


今年のジュネーブに心は震えたか?

鈴木幸也(43歳) 『クロノス日本版』編集部

「マイクロローターの進歩に想いを寄せて」
昔、アンティークウォッチショップで見たユニバーサル「ポールルーター」のマイクロローター。おもちゃのようなギミック感と、せこせこと動いているのに、巻かれている実感の乏しい不安感漂う様子が愛おしくも思えた。それからすると、すごい進歩だ。巻き上げレベルの実用性と薄型化による美観の見事な両立。ショパールのL.U.C XPSが好きだ。

1 ショパール/L.U.C XPS
2 パネライ/ラジオミール 1940 スリーデイズ オートマティック
3 ピアジェ/ピアジェ アルティプラノ スケルトン
4 ローラン フェリエ/ガレ・マイクロローター・アントルポン
5 パテック フィリップ/永久カレンダー Ref.5940
6 パテック フィリップ/カラトラバ Ref.5120
7 ヴァン クリーフ&アーペル/ピエール アーペル ユール ディシ エ ユール ダイヨール
8 パルミジャーニ・フルリエ/トンダ 1950
9 ロジェ・デュブイ/オマージュ クロノグラフ
10 ユニバーサル・ジュネーブ/ポールルーター


今年のジュネーブに心は震えたか?

名畑政治(55歳) 時計ライター

「造形美を追求した新しい時計の見せ方?」
マイクロローターは、もともと薄型化を狙って開発されたはずだが、最近はトランスパレントバックの普及で、“ムーブメントの造形美を見せたい”と広まっている模様。確かに魅力的だが、私はとりあえず昔のユニバーサル・ジュネーブ「ポールルーター」を手に入れてシースルー化したい! 例によってすべて同列、順位無し。

・ パテック フィリップ/カラトラバ Ref.5120
・ ピアジェ/ピアジェ アルティプラノ 43mm
・ ショパール/L.U.C カリテ フルリエ
・ ローラン フェリエ/ガレ・マイクロローター・アントルポン
・ ポール・ゲルバー/レトロ・ツイン