篠田哲生(43歳) 嗜好品ライター

「遊びの幅を広げるファッショナブルな時計たち」
今回のお題。確かにインターチェンジャブルが目立ったように感じたが……、調べてみるとコレ! というものは5本と意外と少ない。つまりそれだけ少数精鋭で印象的なモデルが多かったということだろう。ちなみに私自身は、ストラップをオーダーして個人的にインターチェンジャブルストラップを愉しんでます。

1 ヴァシュロン・コンスタンタン/オーヴァーシーズ・デュアルタイム
2 カルティエ/サントス ドゥ カルティエ
3 ウブロ/ビッグ・バン ウニコ ゴルフ
4 ルイ・ヴィトン/タンブール ムーン クロノグラフ LV277 ブルー
5 パテック フィリップ/アクアノート・クロノグラフ Ref.5968A


髙木教雄(55歳) ライター

「機構にちゃんと価値を持つ4作」
ただ工具なしでストラップが付け替えられるというだけでは、すでに新鮮味はない。新作というくくりで、この機構に意味のあるのは3本しか思い付かなかった。カルティエとヴァシュロン・コンスタンタン、ラルフ ローレンは、ブレスレットとストラップの両方が付属する点を評価。さらにカルティエは、ブレスレットのコマ詰めも工具不要としたことで上位に。ルイ・ヴィトンは購入時にストラップが選べ、種類も豊富なことに価値が見出せる。

1 カルティエ/サントス ドゥ カルティエ
2 ヴァシュロン・コンスタンタン/オーヴァーシーズ・デュアルタイム
3 ラルフローレン/RLオートモーティブ 45MM スケルトン ステンレス スティール モデル
4 ルイ・ヴィトン/タンブール エッセンシャル グレー クロノグラフ


広田雅将(44歳) 『クロノス日本版』編集長兼アートソルジャー

「今後見るべきは、時計以上にストラップだ」
ウブロの「ビッグ・バン」やApple Watch以降、急速に普及するインターチェンジャブルストラップ。時計を替えずとも、簡単に雰囲気を変えられるこの機構は、今やラグジュアリーウォッチにとって必須の要素となりつつある。今後ますます広がるだろうが、標準的なバネ棒も残して欲しい。

1 ヴァシュロン・コンスタンタン/オーヴァーシーズ 全般
2 カルティエ/サントス ドゥ カルティエ
3 ルイ・ヴィトン/タンブール 全般
4 ウブロ/ビッグ・バン ウニコ 全般
5 IWC/アクアタイマー 全般
6 ボーム & メルシエ/クリフトン ボーマティック
7 ジャガー・ルクルト/ジャガー・ルクルト ポラリス 全般
8 ブルガリ/セルペンティ スキン
9 ブシュロン/リフレ アニバーサリーエディション
10 オーデマ ピゲ/ミレネリー


ランキングの集計ルール
●選考委員は、各号のテーマに沿った腕時計を10本選び、順位をつける。 ●選考委員ひとりあたりの所持ポイントを110点とし、これを1位20点、2位18点…… 10位2点として選考モデルに振り分ける。 ●選考された時計が順位無しの場合は、所持ポイントを10等分して、各モデルに11点を与える(選考本数が10本に満たない場合でも、1モデルあたり11点とする)。 ●獲得点数が同点となった場合は、選考者数の多いモデル、その中で選考順位の高いモデルの順で優位とする。 ●最低有効得票数を2票とする。※パネライはディストリビューターの都合により、得票があった場合でも順位に含まれません。