2020年 ウブロ新作時計

2020.07.04

ビッグ・バン MP-11 レッドマジック

ビッグ・バン MP-11 レッドマジック

ウブロ「ビッグ・バン MP-11 レッドマジック
手巻き(Cal.HUB9011)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約14日間。レッドセラミックス(直径45mm、厚さ14.4mm)。3気圧防水。世界限定100本。903万円(税別)。

 ウブロは「ビッグ・バン MP-11」に、自社開発・製造のあざやかなレッドセラミックス製ケースが目を引く「ビッグ・バン MP-11 レッドマジック」を追加した。ウブロはこの赤を実現するために、素材自体と、温度と気圧の正確なコントロールを中心とした製造プロセスについて3つの特許を取得している。搭載する手巻きムーブメントCal.HUB9011は、7つのバレルによる約14日間(約336時間)のパワーリザーブを持ち、バレル同士を水平軸に置いた多重円筒式構造と、時分表示をコントロールする垂直ギアの動力伝達を両立するために、はすば歯車を用いたウォームギアを10時位置に配置し、動力伝達方向を90°転換させる時計では珍しい構成を採用する。ストラップには、タイヤを思わせるブラックラバー製が合わせられる。




ビッグ・バン サンブルー Ⅱ リミテッドエディション

ビッグ・バン サンブルーⅡ リミテッドエディション

ウブロ「ビッグ・バン サンブルーⅡ リミテッドエディション
自動巻き(Cal.HUB1240.MXM)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。(左)Ti(直径45mm、厚さ16.5mm)。10気圧防水。世界限定200本。267万円(税別)。(右)18Kキングゴールド。世界限定100本。501万円(税別)。

 ウブロは「ビッグ・バン サンブルー Ⅱ」に、タトゥースタジオ「サンブルー」の創始者、マキシム・プレシア⁻ビュシとヴィジュアリー アーティストにリスペクトを捧げるリミテッドエディションを発表した。ウブロCEOのリカルド・グアダルーペによると、マキシム・プレシア⁻ビュシの建築のような構造の幾何学的アートをウォッチへと映し込むことにより、ウブロのコンセプトであるArt of Fusion(異なる素材とアイデアの融合)を示している。ダイアルとラバーストラップのブルーには、サンブルーでタトゥーを彫る際に使われるインクと同じカラーが採り入れられており、針、ベゼル、ケース上に縦横に走る幾何学的ラインを際立たせる。ケースは45mm径のチタニウム製モデルとキングゴールド製を用意し、ベゼルにはケースと同素材が合わせられる。ここに自社ムーブメントのCal.HUB1240.MXMを搭載し、サファイアクリスタル製のトランパレントバックを備える。チタニウム製モデルは200本、キングゴールド製モデルは100本限定の販売である。




ビッグ・バン e

ビッグ・バン e

ウブロ「ビッグ・バン e」
クアルコム スナップドラゴン・ウェア3100プロセッサ搭載。Android 6.0以上、iOS 12.0以上に対応。バッテリー寿命約1日。バッテリー容量300mAh。充電時間2時間30分以内。ブラックセラミックス(直径42mm、厚さ12.8mm)。62万円(税別)。

 2018年に発表されたウブロ初のコネクテッドウォッチ「ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFA ワールドカップ ロシア™」は、試合中にピッチ上でレフェリーに着用されたほか、試合状況を瞬時に確認できるバーチャル・スタジアムとしてサッカーファンに愛用された。そして20年、ウブロは、新たなコネクテッドウォッチとして「ビッグ・バン e」を発表。ビッグ・バン eは、これまでの同社製品と同様に複数の素材を組み合わせる多層構造が採用されており、両サイドに耳が張り出したミドルケースや平たいベゼルなど、ひと目でウブロだと分かるデザインコードを踏襲している。ケース直径は42mmで、チタニウム製ケースとセラミックス製ケースが用意される。また、AMOLED(有機EL)製の高解像度タッチスクリーンはサファイアクリスタル風防によって保護されている。リュウズは、電子モジュールのコントロールを起動するプッシュボタンを兼ねたロータリー式であり、機械式モデルと同様の構造を持つために直感的な操作が可能だ。ウブロのデザインチームは、伝統的な時計技術をビッグ・バン eのソフトウェアに再解釈し、正確なムーンフェイズ表示を備えたパーペチュアルカレンダー、地球儀をかたどったGMT機能を同作に与えた。



ウブロのクラシック・フュージョンの魅力

https://www.webchronos.net/features/38965/
ウブロ アメリカの代表、新型コロナ収束を見据えたビジョンを語る

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