2024年、各時計ブランドから、続々と新作モデルが登場している。とりわけ4月9日(火)から4月15日(月)までスイスのジュネーブで開催されたウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024は、時計業界最大の新作見本市。旧SIHHから参加するブランドと、かつてのバーゼルワールド勢も加わり、今年の出展ブランドは54にのぼった。
今年のトレンドや、各社の時計の顔ぶれを知るために、本ページではこれまで紹介してきた新作時計に関する記事を掲載していく。
新作時計、記事一覧
2024年に各時計ブランドから発表された新作時計の記事を、まとめて紹介する。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024に参加しているパテック フィリップやロレックス、グランドセイコー、カルティエ、IWCなどはもちろん、オメガやカシオ、シチズンなど、この見本市に出展していないブランドの記事も掲載。気になるブランドを、ぜひチェックしてみてほしい。
ロレックス
新作発表直前にティザームービーが公開され、予想が飛び交っていたロレックス。今回発表されたのは、「オイスターパーペチュアル GMTマスターII」や、昨年コレクションに加わった「パーペチュアル 1908」のバリエーションモデルだ。
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チューダー
チューダーが年々拡充している「ブラックベイ」より、マスター クロノメーター認定を受けた、新たなモデルが「ブラックベイ 58」および41mm径のブラックベイから登場している。
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グランドセイコー
日本を代表する高級時計ブランド、グランドセイコー。2020年に同ブランドが開発したCal.9SA5をベースに、なんと、新しい手巻きムーブメントCal.9SA4が発表された。
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パテック フィリップ
「グランド・コンプリケーション」に「ノーチラス」、「ゴールデン・エリプス」など幅広いコレクションから新作を発表したパテック フィリップ。中でも目玉は、東京で開催されたウォッチアート・グランド・エキシビションに併せて発売されたリミテッドエディション「ワールドタイム」Ref.5330が、レギュラーモデルとなったことだ。
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カルティエ
時計専業メーカーを凌ぐ、良質な時計を例年発表するカルティエからは、近年力を入れている「サントス」の新作モデルのほか、1912年に登場した「トーチュ」が、現代的に再解釈されたうえで、復刻した。
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IWC
2024年、IWCが大々的に打ち出したのが、人気コレクション「ポルトギーゼ」だ。これまでになかった色合いを採用した文字盤のモデルはもちろん、完成されたセキュラーカレンダーである「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」は必見。
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オメガ
ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024には参加していないものの、オメガの新作モデルに注目している時計愛好家は多いだろう。「スピードマスター ムーンウォッチ」のみならず、「コンステレーション」「ミニ トレゾア」からもたくさんのバリエーションが追加された。男女ともに幅広くターゲティングされたラインナップだ。
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タグ・ホイヤー
2024年は「モナコ」55周年。この節目にあたり、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエとのコラボレーションのもと、ラトラパンテを備えたCal.TH81-00搭載の特別モデルがリリースされている。
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ウブロ
ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024開催前から、すでにさまざまな新作時計を発表してきたウブロだが、さらに本見本市でも、大量にモデルを投入した。
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ブルガリ
“超薄型時計”というジャンルを牽引するブルガリからは、22年に登場した「オクト フィニッシモ ウルトラ」を改良し、さらに薄く、そしてC.O.S.C.公認クロノメーターを取得した新作モデルが打ち出されている。
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https://www.webchronos.net/features/112577/
ゼニス
近年、自社のアーカイブをもとに、意匠やコンセプトを再現したモデルに力を入れるゼニス。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024では、歴史的ダイバーズウォッチが復刻されている。
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https://www.webchronos.net/features/112979/
ヴァシュロン・コンスタンタン
ヴァシュロン・コンスタンタンのユニークピース「レ・キャビノティエ」。2024年は、中国暦に基づくパーペチュアルカレンダーをはじめ、63もの複雑機構を搭載した「レ・キャビノティエ・ザ・バークレー・グランドコンプリケーション」が登場。「オーヴァーシーズ」や「パトリモニー」といったレギュラーコレクションからも、多彩なバリエーションが展開されている。
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https://www.webchronos.net/features/112787/
ショパール
ショパールの現在の人気コレクションというと、「アルパイン イーグル」がイメージされるかもしれない。2024年も本コレクションから新作モデルが登場しているが、同時に「L.U.C」やレディースラインの「ハッピースポーツ」など、幅広くバリエーションが追加されており、見ていて楽しいラインナップとなっている。
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https://www.webchronos.net/features/113061/
ピアジェ
2024年、創業150周年を迎えるピアジェ。すでに1979年の「ピアジェ ポロ」の復刻モデルが登場していたが、さらにウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024では、わずか2mmのケース厚を実現したトゥールビヨンウォッチが発表された。
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https://www.webchronos.net/features/112930/
オーデマ ピゲ
オーデマ ピゲからは、「ロイヤル オーク」と「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」に、さまざまなバリエーションモデルが追加されている。とりわけ、新しい18Kゴールドモデル「サンドゴールド」は、特徴的な色調を示す。
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ブライトリング
ブライトリングにとっても、2024年は節目の年。なぜなら、ブランド創業140周年を迎えるためだ。そんな中、“空”の計時で存在感を放つ「ナビタイマー」や「コスモノート」などから、新作モデルが発表された。
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https://www.webchronos.net/features/112194/
ジャガー・ルクルト
ムーブメント製造で名を馳せるジャガー・ルクルト。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024での新作モデルは、いずれもハイコンプリケーションモデルであった。
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https://www.webchronos.net/features/112740/
A.ランゲ&ゾーネ
「ダドグラフ」発表25周年ということで、A.ランゲ&ゾーネの新作2種は、どちらもダドグラフだ。半透明の文字盤を持つ“ルーメン”と、ブルーカラーの文字盤を備えた新作である。
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パネライ
パネライは、世界的なヨットレース“アメリカズカップ”に挑戦する「ルナ・ロッサ プラダ ピレリ セーリング チーム」と、2019年からパートナーシップを結んでいる。24年は第37回アメリカズカップが開催される年ということもあり、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024での発表作は、ルナ・ロッサモデルに集中した。
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ユリス・ナルダン
ユリス・ナルダンがウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表した新作は、「フリーク S ノマド」の1点だ。「フリーク」を特徴付けるセンターカルーセルの下に、職人の手作業によるギヨシェ装飾が施された。さらに、このギヨシェ装飾がサンドカラーのCVDでコーティングされていたり、ケースにカーボンファイバーが採用されたりすることで、強い個を放つフリークに、いっそうモダンでオリジナリティあふれる意匠が与えられたと言える。
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シャネル
シャネルの2024年のテーマは、創業者である“マドモアゼル シャネル”と、“カンボン通りに位置するアトリエの活気”だ。オートマタを搭載した「J12 クチュール ワークショップ オートマタ キャリバー 6」やオルゴール機能を備えた「ミュージカル クロック アトリエ クチュール」など、卓越したセンスと時計製造技術によって、複雑で楽しい世界観を表現する。そのラインナップは、見ているだけで心が弾む思いだ。
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ローラン・フェリエ
手作業によるムーブメント装飾や外装の凝った仕上げによって、多くの時計愛好家を魅了してきたローラン・フェリエ。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブでの新作は「クラシックコレクション」にフォーカスされ、「クラシック・ムーン」が登場。アニュアルカレンダーに加え、同ブランド初となるムーンフェイズが搭載された。
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H.モーザー
一見するとシンプル。その実、超絶複雑な機構を備えたコンプリケーションウォッチや、絶妙なグラデーションをグラン・フー・エナメルによって実現した“フュメ”ダイアルなど、好事家に“刺さる”タイムピースを数多く輩出してきたH.モーザー。今年は「ストリームライナー」から、同ブランドらしい面白みと味わいにあふれた新作モデルが登場している。
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エルメス
エルメスはウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで、3軸トゥールビヨンとミニッツリピーターを併載した「アルソー デュック・アトレ」やオートマタ搭載の「アルソー コーラス・ステラルム」と、ハイコンプリケーションウォッチを新たに打ち出した。加えて、新コレクションとして「エルメス カット」もリリースされており、充実した新作時計のラインナップとなっている。
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カシオ
G-SHOCKという、もはや“ジャンル”を築き上げたカシオ計算機は、2024年に時計事業50周年を迎える。このG-SHOCKと、エレガンスとテクノロジーを融合した「オシアナス」を中心に、多彩な新作モデルがカシオ計算機のラインナップを賑わせる。
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シチズン
1924年、シチズンの前身である尚工舎時計研究所は、同社初の懐中時計にCITIZENの名を与えた。つまり、2024年はシチズンにとって、ブランド誕生100周年となる。この周年記念の懐中時計をはじめ、魅力的な顔ぶれが並ぶ、新作ラインナップとなっている。
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セイコー
セイコーにとっても、2024年はブランド誕生100周年だ。1924年に、SEIKOの名を冠した腕時計を発売したためだ。また、「クレドール」誕生50周年にもあたる。さまざまな“今年ならでは”の新作モデルの数々を、ぜひチェックされたし。
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オリス
オリスは2024年、モダン・ダイバーズウォッチコレクション「アクイス」から、多数の新作モデルをラインナップした。径43.5mm、41.5mm、36.5mmのケースサイズから幅広くバリエーション展開されており、さまざまなユーザー層を想定した新作といえるだろう。
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ノモス グラスヒュッテ
シンプルかつドレッシーな「タンジェント」や「オリオン」などを代表作とする一方で、最近はスポーツウォッチやカラフルな文字盤にも力を入れるノモス グラスヒュッテ。2024年新作時計も攻めており、「タンジェント 38 デイト」として、ひと月の間、日替わりでスタイリングを楽しめるよう、計31種の文字盤色を備えたモデルが、それぞれ175本限定で登場している。
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ルイ・モネ
フランスの時計師ルイ・モネの名と精神を受け継ぐ、ルイ・モネ。「メカニカル ワンダーズ」など、創意工夫にあふれたタイムピースの数々をラインナップしている。そんな同ブランドが2024年に放つのは、「アラウンド ザ ワールド イン 8デイズ」。世界で最も美しい8都市をダイアル上に描いたユニークな新作モデルで、8本セットのユニークピースとなっている。
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レイモンド・ウェイル
ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG) 2023でチャレンジウォッチ賞を受賞したことで、時計愛好家を中心にジワジワ人気を集めているレイモンド・ウェイルの「ミレジム」。2024年は、このミレジムから、非常に多彩なバリエーションが追加された。
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ヴァン クリーフ&アーペル
ヴァン クリーフ&アーペルの2024年のテーマは「メティエダール」。アトリエで培われてきた専門技術にオマージュを捧げ、「レディ アーペル ジュール ニュイ ウォッチ」や「レディ アーペル ブリーズ デテ ウォッチ」などの腕時計からオートマタオブジェの「アパリシオン デ ベ オートマタ」に至るまで、熟練の職人技を楽しめる新作の数々が我々の目を楽しませてくれる。
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ジェイコブ&コー
ジェイコブはウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブではなく、ジュネーブのフォーシーズンズホテルで「ジェイコブ&コー ウォッチ&ジュエリーショー」を開催し、新作時計をお披露目した。「アストロノミア レギュレーター」やビリオネアIII」など、ジェイコブらしく革新的かつ大胆な新作時計の数々は、一度は手にしてみたいものだ。
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