G-SHOCKの最高峰ライン「MR-G」の人気ランキングTOP5が決定! 2024年の頂点に輝いたモデルとは?

FEATUREその他
2024.12.14

いよいよベスト3!


第3位:「MRG-B2100B-1AJR」

MRG-B2100B-1A

MR-G「MRG-B2100B-1AJR」
タフソーラー。フル充電時約18カ月稼働(パワーセーブ時)。Tiケース(縦49.5×横44.4mm、厚さ13.6mm)。20気圧防水。64万9000円(税込み)。

第3位には、「MRG-B2100B-1AJR」がランクイン。2024年に登場した本作は、“カシオーク”の愛称でも知られる2100シリーズがMR-Gへと落とし込まれたモデルだ。特徴的な薄型フォルムを継承しつつ、外装にDLCコーティングが施されたチタン合金を採用したことで、全体のクォリティーが大幅に向上している。

ベゼルは27個の部品に分割してから磨き上げられており、鏡面仕上げが多用されたことで、ツヤ感のある黒い輝きに包まれている。この特徴的な8角形のベゼルは、プラチナと並ぶ輝きを持つCOBARION®(コバリオン)が採用されており、目を引く仕上がりだ。

ダイアルデザインは、日本の伝統技術である木組をインスピレーション源としている。レイヤー構造を駆使した、従来モデルでは見られない視認性と高級感に向けたアプローチであり、同時にデジタル表示部分が廃されるなど、2100シリーズの中でもシンプリシティーとラグジュアリーの両立が際立つ表情を備えた。

また本作は、2100シリーズでは初となる、3時位置に追加されたリュウズも特徴となる。リュウズユニット部に保護パーツを組み込むことで、衝撃性を高めるクラッドガード構造が小型化されており、スリムなケース造形を備えながら、タフネスも維持しているのである。

2024年6月に、MR-Gへの待望の仲間入りを果たした2100シリーズ。MRG-B2100B-1AJRのほかにも、シルバーメタリック調のバリエーションモデルがすでに登場しており、今後のさらなる展開が期待できる。


第2位:「MRG-B2000B-1A4JR」

MRG-B2000B-1A4JR

MR-G「MRG-B2000B-1A4JR」
タフソーラー。フル充電時約26カ月稼働(パワーセーブ時)。Tiケース(縦54.7×横49.8mm、厚さ16.9mm)。20気圧防水。34万6500円(税込み)。

第2位にランクインしたのは、「赤備え」をモチーフとした「MRG-B2000B-1A4JR」。2022年に発表された本作は、古来より強さの象徴とされてきた“赤”をメインカラーに取り入れ、華やかに強さの強調を図ったモデルだ。

赤備えとは、武具を朱塗りに統一した、戦国時代の部隊編成を指す言葉だ。戦場で目立つことから、武田軍や真田軍といった有名な武将が率いる精鋭部隊に用いられていたという伝説が残っている。本作ではこの色の表現にあたり、日本の伝統色である深紅(こきべに)を装飾に採用。ロゴやインダイアルの外周部といったディテールに施すことで、古来の強さの表現にあやかっている。また、刀の反りを思わせるインデックスや、屏風、扇をイメージしたダイアル外周部のカットなど、“和”を感じさせる意匠の数々も、赤備えというテーマの表現に効果的だ。

さらに本作は、インデックス、リュウズ、ダイアル周囲のビスを金色に彩ることで、鎧の装飾のような、華やかな一面も備えている。また、ケースには、深層硬化処理と表面の耐傷性を高めるDLCコーティングが施されており、精悍さと華やかさを兼ね備えたモデルに仕上がっている。

ちなみに本作は、昨年のMR-Gの人気ランキングに続き、今年も第2位にランクインしている。人気に裏付けされた高い完成度を備える、魅力的な1本だ。


気になる第1位は……!


第1位:「MRG-B5000B-1JR」

MRG-B5000B-1JR

MR-G「MRG-B5000B-1JR」
タフソーラー。フル充電時約22カ月稼働(パワーセーブ時)。Tiケース(縦49.4×横43.2mm、厚さ12.9mm)。20気圧防水。49万5000円(税込み)。

栄えある第1位にランクインしたのは、「MRG-B5000B-1JR」だ。“オリジン”とも呼ばれる初代G-SHOCKの意匠を、MR-Gの品質で再現した「MRG-B5000」シリーズのひとつであり、中でも本作は、黒と赤というブランドカラーを身にまとう、王道的な魅力を持つ1本に仕上がっている。なお、2023年のランキングでは、第3位であった。

象徴的なスクエアフォルムを継承しつつ、独特の構造美を備えたチタン合金製の外装は必見だ。ケースカバーを25個のパーツに分割した後に、そのひとつひとつをザラツ研磨によって磨き上げており、仕上がりに一切の妥協は見られない。また本作では、ダイアル上のレッドサークルやレンガパターン、ブラックカラーの採用など、オリジナルモデルが持つ特徴的なディテールが再現されている。

ちなみに本作が属するMRG-B5000シリーズは、耐衝撃性を保ちつつ、複雑な造形でも細部に至るまで研磨を施すために、「マルチガードストラクチャー」が初めて採用された。この構造は、前述したパーツを細分化したケースカバーに、T字バーと板バネを組み合わせた四隅のサスペンションパーツやシリコン緩衝体を組み込むものだ。その後に発表された、「MRG-BF1000」や「MRG-B2100」にもこの構造が採用されていることを鑑みると、MRG-B5000シリーズは、後のコレクション展開に大きく影響を与えた存在と言える。

クォリティーを突き詰めつつも、なじみ深いフォルムを備えた本作は、MR-Gの美学をひときわ実感しやすい1本だろう。1位に輝いたことにも納得のゆく傑作機だ。


2025年もラインナップの拡充に期待!

2024年のカシオ計算機の売上本数データを基にした、G-SHOCK「MR-G」の人気ランキングTOP5を紹介した。

今年の人気ランキングでは、1位から5位まで、新旧さまざまなモデルがバランス良くランクインする結果となった。

2023年のフロッグマンに続き、2024年には2100シリーズが新たに加わったMR-Gシリーズ。2025年には「マッドマン」や「GA-100」といった新作MR-Gの登場もあるのだろうか。今年のうちから、期待が高まるばかりだ。



Contact info: カシオ計算機お客様相談室 Tel.0120-088925


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