前衛的なデザインを得意としながらも、実用性や量産性に配慮したタイムピースによって、時計愛好家を中心に熱い支持を得てきたクストス。今年20周年を迎える同社は、この節目の年にふさわしい、アヴァンギャルドで、独創的な世界観を感じられる新作モデルの数々をリリースしている。
クストス2025年新作「チャレンジ トゥールビヨン 8」
ブランドの誕生20周年を迎えたクストス。同社がその節目を記念する究極のモデルとして発表したのが、「チャレンジ トゥールビヨン 8」である。その特徴は、スケルトンダイアルとシースルーバックを通して鑑賞することが可能な8の字型のムーブメントだ。このムーブメントの形状は無限大(∞)を表し、同社の絶え間ない挑戦と革新の精神を体現している。
ダイアルの6時位置に配されているのは、優雅に回転するトゥールビヨン。12時位置の香箱と対称を成し、ダイナミックな造形に仕上げられている。その審美性あふれるオープンワークや動きは、ケースサイドからも存分に堪能することが可能だ。
立体的なケースは、プラチナまたは18Kレッドゴールドの2種類がラインナップする。リュウズはねじ込み式であり、ラバーを取り付けることで操作性を向上させている。ラバーストラップによる軽快な装着感も魅力だ。


クストス2025年新作「チャレンジ ジェットライナー P S オートマティック クストス×テキーラ バラハス」
クストスの創業20周年記念モデルのひとつであり、1997年に誕生したテキーラブランド、テキーラ バラハスとのコラボレーションによる「チャレンジ ジェットライナー P S オートマティック」。航空機の構造美と軽量性を追求したモデルであり、流線形のステンレススティールケースには、ブルーコーティングが施されている。ベゼルに配されたビスやインデックス、針などにはレッドゴールドが使用され、ラグジュアリーな印象を強める。ダイアルの12時位置に輝くのは、テキーラ バラハスのロゴだ。

本作が搭載する機械式自動巻きムーブメントは、センターに時分、6時位置に大型のスモールセコンドと日付表示を配したレイアウトを持つ。スモールセコンドの安定した駆動を実現するため、内部に微弱な永久磁石を組み込んだ、意欲的な機構を搭載している。

クストス2025年新作「チャレンジ シーライナー P S オートマティック THIRTY 6」
エレガントかつスポーティーな洋上の精神を体現する「チャレンジ シーライナー」コレクション。その新作として発表されたのが、「チャレンジ シーライナー P S オートマティック THIRTY 6」である。オープンワークが施されたダイアルには、木目のブリッジや船のスクリューをモチーフとしたスモールセコンドが配されている。
大きく湾曲したステンレススティールケースは、シースルーバックだけではなく、サイドにもサファイアクリスタルが取り付けられ、その構造を隅々まで鑑賞することが可能だ。ケースは、通常のステンレススティールの他、ステンレススティールにスカイブルーPVDを施したバリエーションも用意されている。
大型のスモールセコンドを正確に機能させるため、ムーブメントには特殊な機構が備わっている。アディショナルセコンドホイールを加えることで、センターセコンドをスモールセコンドの輪列に変更し、さらに秒針の動きを安定させるために微弱な永久磁石を採用しているのだ。

自動巻き。パワーリザーブ約42時間。SSケース(縦47.2×横36mm)。100m防水。要価格問い合わせ。
自動巻き。パワーリザーブ約42時間。SS+スカイブルーPVD、SS、18KRG、SS×18KRGケース(縦47.2×横36mm)。100m防水。要価格問い合わせ。