ジェームズ・ボンドの時計、その映画における変遷

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2020.11.04

THE JAMES BOND BLU-RAY COLLECTION © 2015 DANJAQ, LLC AND METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC. TM DANJAQ, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


1995年

Ref.2541.80

『007 ゴールデンアイ』でピアース・ブロスナンが身に着ける、オメガ「シーマスター プロフェッショナル 300m」Ref.2541.80。

 ピアース・ブロスナンが『007 ゴールデンアイ』(007 Golden Eye)でジェームズ・ボンド役を引き継いだ時には、オメガ「シーマスター プロフェッショナル 300m」Ref.2541.80のクォーツウオッチを着けている。


1997/1999/2002年

Ref.2531.80

ピアース・ブロスナン扮するボンドが、3作品にわたり身に着けたオメガ「シーマスター プロフェッショナル」Ref.2531.80。

 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(007 Tomorrow Never Dies)では、オメガ「シーマスター プロフェッショナル」Ref.2531.80が採用される。
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(The World is Not Enough)で、この世界を手に入れるだけでは足りないと思った007は限界を乗り越え、宇宙その先へと向かう。エレクトラ・キングとその仲間たちとの闘いの中でも、ボンドはオメガ「シーマスター プロフェッショナル」Ref.2531.80を愛用し、照明や、フックの付いたケーブルとして使用する。

 ピアース・ブロスナンは自身の4作目でも引き続き、オメガ「シーマスター」の同モデルを愛用。このクロノグラフは『007 ダイ・アナザー・デイ』(Die Another Day)において、ベゼル操作によるヘリウムがスエスケープバルブの調節によって爆発を起こし007の命を救う。またリュウズから出るパワフルなレーザーによって、悪役グスタフ・グレーブスとの闘いでボンドを助ける。


2006年

Ref.2900.50.91

『007 カジノ・ロワイヤル』でダニエル・クレイグが着用する、オメガ「シーマスター・プラネットオーシャン」Ref.2900.50.91。

 ジェームズ・ボンドは変化を好む。結果として、ダニエル・クレイグが『007 カジノ・ロワイヤル』(007 Casino Royale)で、万人に愛されるシークレット・エージェントとしての映画デビューを果たした時に着用したのが、オメガ「シーマスター ダイバー 300m」Ref.2220.80と、「シーマスター・プラネットオーシャン」Ref.2900.50.91だ。


2008年

Ref.2201.50

ダニエル・クレイグの2作品目で登場するオメガ「シーマスター・プラネットオーシャン600m」、Ref.2201.50。

『007 慰めの報酬』(007 Quantum of Solace)において、ボンドは極端に防水性の高い時計が必要であったようだ。彼の着けるオメガ「シーマスター・プラネットオーシャン600m」Ref.2201.50は、水圧と深海にもしっかりと耐える1本だ。


2012年

プラネットオーシャン600m

『007 スカイフォール』で登場する、オメガ「シーマスター・プラネットオーシャン600m」。

 ジェームズ・ボンドは『007 スカイフォール』(Skyfall)の中で、いくつかの時計を着けこなしている。そのうちのひとつは特にこの映画のために作られたもので、2012年にはクリスティーズにおいて約20万ユーロでオークションにかけられている。ボンドの「シーマスター・プラネットオーシャン 600m」は通常のステンレススティールケースとは異なるチタンケースとなっているが、両方とも同じキャリバー8500を搭載している。


2015年

スペクター 限定モデル

『007 スペクター』に登場する、オメガ「シーマスター 300“スペクター”限定モデル」。

 最新作『007 スペクター』(Spectre)では、ダニエル・クレイグがスクリーンに戻り、1960年代にあったモデルを彷彿とさせるオメガ「シーマスター 300“スペクター”」を着用している。クレイグは映画の冒頭部分でオメガ「シーマスター・アクアテラ」も着けている。