クレドールのおすすめモデル
日本の美意識を追求したデザインが魅力的なクレドールのおすすめモデルを紹介する。デザイン性だけでなく、ムーブメントの精巧さも特徴だ。
「シグノ」Ref.GBBD985
手巻き(Cal.6899)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約37時間。Pt950ケース(直径34.7mm、厚さ5.2mm)。日常生活用防水、324万5000円(税込み)。
薄型ムーブメントであるCal.6899を搭載したメンズドレスウォッチ。実用性と美しいデザインを追求し、ムーブメントの薄さは1.98mmと国内トップクラスを誇る。
最大巻き上げ時の持続時間は約37時間で、日差+25秒~-15秒の安定感を保ってくれる高い精度も魅力だ。
職人の手により精巧に仕上げられたムーブメントは、スケルトン仕様によりその機能美を堪能できる。
ムーブメントのみならず、ケースフォルムや針、バンドの細部にいたるまで、日本の最高峰を追求した和の伝統美を感じ取れる。
「Kuon」Ref.GCLX997
手巻きスプリングドライブ(Cal.7R31)。30石。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径39mm、厚さ10.8mm)。日常生活用防水。137万5000円(税込み)。
2023年、久遠から名前を由来する、新しいモデルがクレドールに追加された。「Kuon」である。久遠が示す通り、タイムレスな魅力を備えたスタイルを特徴とする。ここでいう魅力とは、時代を超えて引かれる美しさ、そして心地よい手触りだ。
このスタイルを表しているのが、優美なケースラインが作り出すフォルムだ。このフォルムは時の流れを表現しており、「しなやかで軽やかな水の動き」から着想を得ている。また、滑らかな曲面で構成されたブレスレットは流麗なフォルムのみならず、優れた装着感も実現している。
さらに、ダイアルは磁器製だ。職人の手作業で1枚ずつ釉薬を塗られるダイアルは、透明感のあるホワイトとなっている。また、ローマンインデックスは転写による上絵付を施してから焼成されている。なお、バーインデックスタイプのRef.GCLX999もラインナップされている。
搭載するムーブメントは手巻きスプリングドライブCal.7R31。トランスパレント式のケースバックからは、特徴的な装飾が施されたブリッジを見ることができる。なお、この装飾は、湧水が流れ出るせせらぎが表現されている。
「ゴールドフェザー」Ref.GBBY980
手巻き(Cal.6890)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約37時間。18KPGケース(直径37.1mm、厚さ7.7mm)。日常生活防水。352万円(税込み)。
2023年に発表された、「クレドール ゴールドフェザー」。1960年に「セイコー ゴールドフェザー」として誕生した薄型メカニカルウォッチの名前を復活させたコレクションである。わずか2.95mmと、60年の誕生当時、中3針としては世界最薄のムーブメントであったCal.60を搭載したゴールドフェザーは、まさに羽根のように軽い着け心地を実現した。
そんなゴールドフェザーを復刻させた本作が搭載するのは、クレドール専用の極薄手巻きムーブメントCal.6890。厚みは1.98mmとなっており、そのためケースも7.7mmという薄さだ。また、ダイアルは外周に向かって緩やかにカーブさせられ、さらに羽根をイメージした放射仕上げが施される。バーインデックスやドーフィン針はいかにもドレッシーだ。一方で、しっかりとミニッツサークルまで届いた秒針から、視認性などといった実用性が考慮されていることが分かる。
ドレスウォッチを探しているユーザーにとって、本作は良い選択肢のひとつとなるであろう。
美しさと精度を兼ね備えた逸品
グランドセイコーとクレドールは、それぞれセイコーの代表的なラインから独立したブランドだ。双方ともに、外観の美しさと精巧さを併せ持った逸品と言えるだろう。
世代にかかわらず支持されるグランドセイコーと、日本の美を追求したドレスウォッチであるクレドールの特徴をつかみ、大人の魅力を高められる1本を選んでみよう。
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