ベゼルや夜光のディテールまで抜かりなし
細田「でも、パッケージとしては良い出来ですよね。ベゼルのセラミックスも焼成で色分けしてあって、価格の割に頑張ってるなって思います」
広田「セラミックスは、先に黒を入れてから青に変えてるんだね。色の境目がパキッと変わっていて良い。(セラミックス製ベゼルリングになって)初期のロレックスのGMTマスターなんか、境目がモヤっとしてたから、それに比べるとすごく良いよ」
鈴木「うん、青がキレイに出てる。あとは、夜光がもうちょっと光るとなお良いかな」
広田「ボール ウォッチご自慢のマイクロ・ガスライトね! ただ、日本向けモデルは光量を落としてあるからねぇ……」
細田「マイクロ・ガスライトは自発光の放射線物質なので、法律の関係上、本国と比べて含有量が減らしてあるんですよね。あとベゼルにはスーパールミノバを使ってます」
鈴木「でも、インデックスの夜光が色分けされてるのは、気が利いてるね」
細田「はい。そういえば、撮影中に気付いたんですけど、なぜか曜日表示が英語とスペイン語との2言語なんですよ(笑) 冒頭の写真の『DOM』は、日曜日だそうです」
鈴木「ドイツウォッチなら、英語とドイツ語の2言語はよくあるけど、なぜ……?(笑) あ、ボール ウォッチはアメリカのブランドだから、ヒスパニック系を考慮してなのかな」
細田「なるほど! ちょっとカッコつけたい(?)人は、スペイン語で使ってみるのもアリかもですね」
広田「細やん、なんだそのオトし方(笑) でもまぁ、日付・曜日窓の内側も処理されてるし、外装は総じて良い仕上がりなんだよね。あとは、実用性が惜しい。ロックだけ、もうすこし分かりやすければ」
ブランドの成熟が感じられるモデル
広田「と、なんやかんや言ったけど、外装が良くなって、ヘッドとテールのバランスは取れているから、ボール ウォッチの成熟を感じました」
鈴木「そうだね。ケースが厚めだからPC作業の時には向かないけど、デザインはお洒落だし、お買い得だと思う」
細田「しかもC.O.S.C.認定のムーブメントも搭載してますしね」
広田「それから、セリタながら針合わせの感触も良い」
鈴木「セリタの200系のムーブメントは、パワーリザーブが38時間と短めだけど、成熟した良い機械だよね」
広田「素材もグレード5チタンで高級感もあるし。もし、時針が単独で動かせる後継機が出たら、すっごく良くなる。言うことないっす! ボール ウォッチのさらなる進化に期待です」
Contact info: ボール ウォッチ・ジャパン Tel.03-3221-7807
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