編集部の勝手に討論会〜ボール ウォッチの国内新展開シリーズ「ロードマスター マリン GMT」〜

2020.12.28

ベゼルや夜光のディテールまで抜かりなし

セラミックベゼル

艶やかなツートーンのセラミックベゼルは、焼成により色分けされている。同シリーズにはブルー×黒のほか、グリーン×黒、茶×黒のカラーバリエーションがある。

細田「でも、パッケージとしては良い出来ですよね。ベゼルのセラミックスも焼成で色分けしてあって、価格の割に頑張ってるなって思います」

広田「セラミックスは、先に黒を入れてから青に変えてるんだね。色の境目がパキッと変わっていて良い。(セラミックス製ベゼルリングになって)初期のロレックスのGMTマスターなんか、境目がモヤっとしてたから、それに比べるとすごく良いよ」

鈴木「うん、青がキレイに出てる。あとは、夜光がもうちょっと光るとなお良いかな」

広田「ボール ウォッチご自慢のマイクロ・ガスライトね! ただ、日本向けモデルは光量を落としてあるからねぇ……」

細田「マイクロ・ガスライトは自発光の放射線物質なので、法律の関係上、本国と比べて含有量が減らしてあるんですよね。あとベゼルにはスーパールミノバを使ってます」

マイクロ・ガスライト

文字盤のインデックスと針にはマイクロ・ガスライト、ベゼルの目盛りにはスーパールミノバを使用。文字盤の夜光は、針とアラビアンインデックスをグリーン、バーインデックスをイエローで色分けしている。

鈴木「でも、インデックスの夜光が色分けされてるのは、気が利いてるね」

細田「はい。そういえば、撮影中に気付いたんですけど、なぜか曜日表示が英語とスペイン語との2言語なんですよ(笑) 冒頭の写真の『DOM』は、日曜日だそうです」

鈴木「ドイツウォッチなら、英語とドイツ語の2言語はよくあるけど、なぜ……?(笑) あ、ボール ウォッチはアメリカのブランドだから、ヒスパニック系を考慮してなのかな」

細田「なるほど! ちょっとカッコつけたい(?)人は、スペイン語で使ってみるのもアリかもですね」

広田「細やん、なんだそのオトし方(笑) でもまぁ、日付・曜日窓の内側も処理されてるし、外装は総じて良い仕上がりなんだよね。あとは、実用性が惜しい。ロックだけ、もうすこし分かりやすければ」


ブランドの成熟が感じられるモデル

広田「と、なんやかんや言ったけど、外装が良くなって、ヘッドとテールのバランスは取れているから、ボール ウォッチの成熟を感じました」

鈴木「そうだね。ケースが厚めだからPC作業の時には向かないけど、デザインはお洒落だし、お買い得だと思う」

細田「しかもC.O.S.C.認定のムーブメントも搭載してますしね」

広田「それから、セリタながら針合わせの感触も良い」

鈴木「セリタの200系のムーブメントは、パワーリザーブが38時間と短めだけど、成熟した良い機械だよね」

広田「素材もグレード5チタンで高級感もあるし。もし、時針が単独で動かせる後継機が出たら、すっごく良くなる。言うことないっす! ボール ウォッチのさらなる進化に期待です」


Contact info: ボール ウォッチ・ジャパン Tel.03-3221-7807


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