2021年 ブルガリの新作時計まとめ

2021.12.24




オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー

オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー

ブルガリ「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」
自動巻き(Cal.BVL305)。30石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。
(左)Pt(直径40.0mm、厚さ5.8mm)。30m防水。1052万2000円(税込み)。
(右)Ti(直径40.0mm、厚さ5.8mm)。30m防水。683万1000円(税込み)。2021年9月発売予定。

 2014年以降、次々と極薄ウォッチの記録を塗り替え続けているブルガリ。同社は2021年、世界最薄の自動巻きパーペチュアルカレンダー搭載モデル「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」を発表した。

 そのケースは、複雑な永久カレンダー機構と自動巻き機構を備えていながらも厚さ5.8mm。この世界新記録を成し遂げた数値を実現させたCal.BVL305は、408個ものパーツをわずか2.75mmという厚さに収めている驚異的な極薄ムーブメントだ。
薄型化にあたっては、単純に各部品を小さくするのではなく、例えば自動巻き機構にマイクロローターを採用するなどの創意工夫によって、無理のない省スペース化が図られている。永久カレンダーの調整は、ケースサイドの3つのコレクターによって行う仕様となっている。チタン製ケースとプラチナ製ケースの2種類が用意される。




オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル

オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル

ブルガリ「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」
自動巻き(Cal.BVL138)。36石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。セラミックス(直径40mm、厚さ5.15mm)。30m防水。世界限定160本。217万8000円(税込み)。

 2019年、ブルガリと日本の建築家である安藤忠雄氏のコレボレーションモデルが発表され、人気を博したことは記憶に新しい。

 今年も、前作同様に「オクト フィニッシモ」をベースとした新たな“時”の表現を取り入れたモデルが発表された。サンドブラスト加工を施したブラックセラミックケースによく映えるブルーラッカーのダイアル上にはスモールセコンドを中心とした螺旋状の渦が広がり、4時位置には三日月が配されている。
新月から満月へと向かうその最初の段階である三日月は、時の移り変わりと儚さを表すと同時に、文字盤上の螺旋が描き出す夜空に浮かんだ、人々にとっての希望をも示しているようだ。歴史的に天文学と密接に関わってきた時計には、月の満ち欠けを表現するムーンフェイズ機構はあるものの、あえて三日月をそのままの形で配置したことに強いメッセージを感じる。シースルーバック仕様のサファイアクリスタルには安藤氏のサインがレーザープリントされる。
世界限定160本。日本では2021年4月に先行発売される。

オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル

オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル



Contact info: ブルガリ ジャパン Tel.03-6362-0100


ブルガリ「フィニッシモ」世界最薄記録を塗り替える極薄トゥールビヨンクロノグラフ

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