北京オリンピック開幕！　オメガのアンバサダーに選ばれた選手が着用する時計は？

高梨沙羅選手はシルバーグレーのダイアルが銀世界を思わせるスピードマスターを着用

　短く切ったワインレッドカラーのネイルに大きめな38mmサイズの「スピードマスター」を着用する高梨沙羅選手。ステンレススティールにタキメータースケールが描かれたブラックのアルミニウム製リング組み合わせたベゼルが特徴的なモデルだ。サンブラッシュ仕上げのグレーダイアルには横楕円型のサブダイアルが配備。6時位置には縦楕円型の日付窓があり、どことなく優しい雰囲気も生まれている。しなやかなジャンプを見せてくれる高梨選手にふさわしいモデルと言えるだろう。ジャンプ混合団体は7日に開催される。

前回の平昌オリンピックで日本選手団の主将を務めた小平奈緒選手

　冬季オリンピックの花形競技ともいえるスピードスケート選手の小平奈緒選手は、全日本ジュニア時代からキャリアを重ね、オリンピックはバンクーバー、平昌に続く3回目の出場となっている。ライバルであり、親友でもある韓国の李相花（イ・サンファ）選手とは平昌オリンピックで競技終了後に涙する李選手を小平選手が抱擁しながらウィニングランをしたことを覚えている方も多いのではないだろうか。平昌オリンピックの記憶に残る名シーンとなった。

小平奈緒選手はスタイリッシュなスピードマスターを着用

　小平選手が選んだ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」はベーシックな黒のダイアルだが、ベルト部分をテクノロジカルサテン ブラックストラップにすることで華やかさが加わった。ケース径42mmのスピードマスターを女性が着用する際にぜひとも参考にしたいカスタマイズだ。2年間のスケート留学をしていたオランダでは現地のテレビ局による取材もオランダ語でこなし、現地メディアからは「早口言葉を言えるレベル」と称賛された小平選手は、子供の頃はとてもシャイな性格だったそうだ。長野オリンピックで8位入賞を果たした活躍を残した三宮恵利子選手に憧れ、サインが欲しくて出待ちしていた当時小学5年生の彼女が、内に秘めた力強さを北京でも解き放つ。小平選手の出場するスピードスケート女子500mは13日の開催だ。

2度目のオリンピックでメダルを狙う小林陵侑選手

　2021年のワールドカップ出場の際、スーツの規定違反による失格を受けてしまい、さらには11月下旬に新型コロナウイルスで陽性反応が出て10日間の隔離生活を余儀なくされるというアクシデントが重なった、スキージャンプの小林陵侑選手。隔離先のホテルでは20kgの重りを持ち込み、日本代表トレーナーからオンライントレーニングの指導を受けた。無症状のまま隔離期間を終えたという。無症状であっても、メンタルへのダメージは計り知れないものがあったと考えられるが、その後開催された今季で70回目を迎える伝統ある「ジャンプ週間」で日本人史上初となる2度目の総合優勝を飾った。この勢いで北京に乗り込む小林選手の活躍が楽しみだ。

小林陵侑選手は凛々しい輝きを放つ北京オリンピック限定モデルのアクアテラを着用

　小林選手が着用するのは本大会で限定発売される北京オリンピックモデルのシーマスター アクアテラだ。41mm径のステンレススティール製ケースに日付表示を携えたフロスト加工のホワイトセラミックス製ダイアルはオリンピック大会特別仕様のボックスに納められている。特徴的なのはやはりウインタースポーツを連想させるダイアルだ。ケースバックには波模様のデザインに囲まれた北京2022のエンブレムの刻印がされており、間違いなく小林選手の思い出の1本になることだろう。小林陵侑選手はこの記事がアップされた6日、男子ノーマルヒルに登場する。

オリンピックの雰囲気を楽しもう

　オメガアンバサダーに選出された4選手はそれぞれ魅力的で、参加する競技もルールがよく分からなくても見るものに楽しさと感動を与えてくれるものばかりだ。通常の大会とは異なる状況であるが、まずはオリンピックの雰囲気を存分に味わってほしい。