2023年 カルティエの新作時計まとめ

ベニュワール アロンジェ

　1960年代にロンドンで誕生した「ベニュワール アロンジェ」が、ジュエリーウォッチとして登場。2種類で展開され、それぞれに職人の手仕事を駆使したダイアルが与えられている。

　ひとつは、18Kイエローゴールドと18Kホワイトゴールドによる2色のケースを採用したモデルだ。これらの異なる素材を接合するためにマイクロ溶接の技術を用いており、その境目にはラッカーのラインがあしらわれている。

　さまざまなセクションに区切られたダイアルも魅力だ。それぞれにポリッシュとサンレイ仕上げが与えられている。この複雑で湾曲したダイアルを仕上げるためには、ひとつ4時間を要するという。

　もうひとつは、ダイアルにマルケトリ技法を用いたモデルだ。マザー・オブ・パールやターコイズ、オニキス、ホワイトゴールドをレーザーカットし、パズルのようにダイアルに敷き詰めており、1枚のダイアルを25時間かけて制作している。

　ケースには、パビリオンを逆向きにしたダイヤモンド、グレースピネル、ブルートルマリンをセットしており、全体をきらびやかに見せている。いずれのモデルも世界限定50本で販売される。

ベニュワール ジュエリー ウォッチ

　オーバル型のケースを特徴とする「ベニュワール」をベースに、ダイヤモンドやサファイア、エメラルドなどをケースとダイアル、ブレスレットの全面に敷き詰めたジュエリーウォッチ。SMとMMの2サイズで展開され、SMサイズは2列のブレスレット、MMサイズは3列のブレスレットを採用している。

　ダイアルに敷き詰められたストーンには、パヴェセッティングが施され、留める際の金具が見えないように配慮されている。

　SMサイズには2種類のモデルが用意されており、ひとつはブリリアントカットダイヤモンド1色で仕上げたモデル、もうひとつは、ブリリアントカットダイヤモンドの他に、サファイア、エメラルド、トルマリンを組み合わせたモデルである。

　MMサイズも同様に2種類のモデルがラインナップし、ひとつはブリリアントカットダイヤモンド1色で仕上げたモデル、もうひとつは、ブリリアントカットダイヤモンド、サファイア、エメラルド、クレソプレーズを敷き詰めたモデルである。