ブルガリを支えてきた名士、友人、アンバサダー、専門家たちが執筆した、全8章、300ページに及ぶブルガリのウォッチメイキングに関する唯一の公認歴史書『BEYOND TIME』がアスリーヌ社より出版される。ブルガリ マニュファクチュールの100年を超える歩みの中で、ローマよりインスピレーションを得ながら発展を続けるウォッチメイキングの創造性を称える初の試みとなる。
BEYOND TIME
『BEYOND TIME』には、1世紀にわたるブルガリの時計製造のサヴォアフェールについてまとめ、さらにブルガリが1920年代からウォッチメイキングの世界で成し遂げてきた偉業が総括されている。ブルガリ独自のオートオルロジュリーと、ジュエリーにインスパイアされたクリエイティビティについてがまとめられた、公認のリファレンスブックである。
ブルガリに関して最も偉大なスペシャリストたちが、長年にわたる研究の集大成として執筆した本書には、何百点もの独創的で魅力あふれるイラストも掲載されている。
時計以上のもの
アスリーヌ社から出版される本書は、2023年9月に発売される予定だ。マニュファクチュールとなったメゾンの時計製造における芸術性について、その概要を広い範囲にわたって包括的に取り上げており、過去と現在、伝統と革新を織り交ぜ、最終章では時計製造の現実と経験を今後さらに豊かなものにしていく様々なテクノロジーにも目が向けられている。
ブルガリを創る様々な人々
本書はブルガリのウォッチと名だたる著者たちとの対話という形をとりながら、映画監督やスポーツ選手、専門家、指揮者といった人たちとブルガリのコレクションを結び付ける、前例のない編集アプローチが成されている。いくつもの顔を持つブルガリ ウォッチの性質を著すのにふさわしいということでこのスタイルが採用された。
「セルペンティ」「ブルガリ・ブルガリ」「オクト」、そしてグランドコンプリケーション。オートオルロジュリーとハイジュエリーの両方の側面。予測が不可能なほど大胆なイタリアの感性とスイスの時計製造の卓越した技が融合したブルガリ ウォッチは万華鏡のような多面性を持っている。『BEYOND TIME』はそのようなブルガリ ウォッチに対話の形を通して、さまざまな角度からアプローチをしていく1冊となっている。
ハイレベルな洞察
著名なオークショニアであり、クリスティーズの宝石部門でインターナショナル・ディレクターを務めているラフール・カダキアも、興味深い視点を提供してくれている。同氏はブルガリのアイコンであり親交も深かったエリザベス・テイラーが個人で所有していた多くのアイテムを含め、世界で最も希少なジュエリーのオークションを仕切ってきた。
彼のコレクション、センス、イメージ、佇まいと存在感は、過去何十年もの間、そして後世へとジュエリーの魅力とブルガリの世界観を伝え続けている。ラフール・カダキアは、ブルガリの魅力について語るうえでもっとも適した人物のうちのひとりだ。
著名な寄稿者
『BEYOND TIME』では錚々たるメンバーが想いを語っている。俳優で映画監督のアレッサンドロ・ガスマンは、生まれ故郷であるローマでの生活と時間を意識して生きること、役者として監督として欠かせない鍛錬について語りつくしている。名指揮者のロレンツォ・ヴィオッティは、オーケストラの指揮とマニュファクチュールとの間につながりを見出した。
アーティストのマリーナ・アブラモヴィッチは、セルペンティのコレクションと大陸に幾千年もの間大陸に存在する万里の長城、そしてそれを想起させる姿を持つ動物である蛇の類似性と古からのストーリーについて想いを馳せた。
技術の頂点を極める
こうして完成し、アスリーヌ社から出版される35cmサイズ、300ページの英語の書籍は、スイスとイタリアのハイブリッドなウォッチメイキングが築いてきた約100年にわたる歴史を伝える礎石となった。本書に記された歴史に続き、ブルガリのウォッチはこれからも大胆で革新的な未来を創っていくことになるだろう。
内容の一部抜粋
ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ / ブルガリ ウォッチ プロダクト クリエイション エグゼクティブ ディレクター
ジャン-クリストフ・ババン / ブルガリ グループCEO
“BEYOND TIME”本文より引用
ジョン・ゴールドバーガー / 時計コレクター
カール・ルイス/元陸上競技選手
アントワーヌ・パン / ブルガリ ウォッチ マネージングディレクター
https://www.webchronos.net/features/78435/
https://www.webchronos.net/news/69574/
https://www.webchronos.net/iconic/17806/