見る価値に溢れる特別な内装、細部まで贅を凝らしたブシュロン銀座本店がグランドオープン

2023.09.10

ブシュロンは「革新と想像の旅」を表現する拠点として、東京・銀座にパリ本店に次ぐ大規模なブティックをオープンした。1858 年の創業時よりメゾンに継承される2 つのコアバリューであるサヴォワール フェールと革新性を体現する新しいブティックは、全4 フロアから成り、約1,000 平方メートルというメゾンにとって最大規模の面積を誇る。

日本の四季からインスピレーションを得たファサード

ブシュロン銀座本店

ブシュロン銀座本店
メゾンはヴァンドーム広場本店の最も象徴的なエリアである「Jardin d'Hiver(冬の庭園)」の建築様式を再解釈し、ファサードのデザインに取り入れた。日中は透明なファサードから銀座店の各フロアの様子を眺めることができるが、夜になると時間帯や四季に合わせて刻々と変化する森のアニメーションが展開する。心を動かすような体験のため、このブシュロン銀座本店のファサードでは、同じ映像が流れることはない。


ブシュロンのアイコンジュエリーとの出会い

ブシュロン銀座本店

照明は、1895 年に創業されたフランスのファミリーメゾン、Delisle(ドリル)社のシャンデリアだ。ブシュロン銀座本店のためのデザインは、パリ・ヴァンドーム広場本店の荘厳なシャンデリアを思わせる。

 ブティックの 1 階には、ブシュロンのアイコンコレクションがディスプレイされている。自然の要素を随所に配したフロアには、キャトル、セルパンボエム、ジャック ドゥ ブシュロン、ナチュール トリオンファント、アニマルコレクションが展開される。創業者フレデリック・ブシュロンがたびたびジュエリーのデザインにも取り入れたアイビー(蔦)柄が特徴的なのモザイクのフロアは、フランス人アーティストの Gaspard Mahieu(ガスパール・マイユ)氏のアトリエが手掛けたものだ。

ブシュロン銀座本店

1 階奥に視線を集めるショーケースは、フランスのアトリエ、Maison Pouenat(メゾン・プエナ)が手掛けたものだ。金箔で覆われた異なる質感の真鍮を寄木細工のように組み合わせた放射状のデザインは、アート作品そのもの。このショーケースには、メゾンを代表するコレクション、自然をモチーフとしたハイジュエリーである「リエール ドゥ パリ」のクエスチョンマークネックレスがディスプレイされる。

 ファサードで見ることのできる自然の景観のアニメーションは、ブティック内のスクリーンにも流れている。また、作曲家、プロデューサーでもある、サウンドアーティストの Daniel Sonabend(ダニエル・ソナベンド)らとのコラボレーションにより、イマーシブな体験を完成させるサウンドを制作。夏の蝉の声、秋の落葉、冬の雨、春の小鳥のさえずりなど、それぞれの季節特有の音色を解釈したサウンドを奏でる。

4 点のアーカイブ作品

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 1 階はメゾンに受け継がれるヘリテイジを感じることができる空間だ。ブシュロンの自然に対する敬愛の思いを込め、その自然を鮮やかに写実的に表現した 4 点のアーカイブ作品が展示されている。ひとつは 1860 年に制作された葡萄の花をモチーフにしたマルチウェアジュエリー。当時ハイジュエリーではあまり用いられることのなかったこの植物を題材に選んだことは、創業者フレデリック・ブシュロンがあらゆる形態の自然に対する愛着を持っていたことを証明するものだ。

 また、蝶と2つの鳥のアーカイブジュエリーも展示される。1900 年に制作されたこの蝶のヘアジュエリーはブローチとしても使えるマルチウエア作品です。アール・ヌーヴォーを代表するこの作品は、芸術作品が自然や日本の伝統的な技法からインスピレーションを得ていた時代性を反映している。プリカジュールというエナメル技法を用いたまるでステンドグラスのような作品は、フレデリック・ブシュロンが体現した真のサヴォワールフェールの証だ。この作品は 20 世紀初頭に購入され、その後エリザベス・テイラーが入手し、1976 年のアカデミー賞で着用した。また、2 つの鳥(シロビタイジョウビタキ、ヒタキ)のブローチは 1950 年代の作品で、いずれもカラーエナメルと貴石で制作されたものである。

メゾンのアイコンキャット、ウラジミールの遊び場

ブシュロン銀座本店

 ブティックの各フロアをつなぐ階段の壁面には植物が生い茂り、自然への没入感をいっそう高めている。下層階から継続する景色のようにデザインされた、建物の上部へとつながる庭園。想像上の庭園でありながら、リアルな自然の風景に常に触れることができ、同時に光と音によっても自然を体験することを可能にする。また、この場所はメゾンのアイコニックな黒猫であるウラジミールにとっての遊び場でもある。

VIP ROOM

ブシュロン銀座本店

 2 階では、メゾンのほぼ全ての作品を見ること、そして試着することができる。このフロアは、ヴァンドーム広場本店内の一角にある「ジャルダン ディヴェール(冬の庭園)」のプライベートな雰囲気を再解釈し、豊かな自然環境の中に居心地の良い VIP のためのスペースがデザインされた。ランドスケープデザインを専門とする日本のスタジオ、TOHO LEO(東邦レオ)によるバックライトで照らされた壁と天井は、自然光のような柔らかな光を拡散させ、植物が生い茂る本物のガラス窓のような錯覚を生み出す。また日本の伝統工芸である陶磁器の花瓶には様々な植物がディスプレイされ、この特別な空間を完成させている。

おもてなしの空間

ブシュロン銀座本店

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ブライダル フロア

ブシュロン銀座本店

 3 階はブライダルのフロアだ。優美な曲線を描くフロアで、カップルたちはエンゲージメントリング、そしてウェディングリングと出会う。フロアに配された白い樹木のオブジェは、日本人アーティストによるデザインスタジオ YOY(ヨイ)が手掛け、願いや誓いを神社仏閣の神聖な木に結ぶという日本独自の風習からインスピレーションを受けたもの。白樺のようなこれらの樹木の造形は透明な幹や枝の表面にドレスを思わせるレース素材を覆う繊細な細工が施されている。

ブシュロン銀座本店

The Wishing Tree(願いの木)

ブシュロン銀座本店

 日本に伝わるセレモニーへのオマージュとして、ブシュロンはインタラクティブな体験“The Wishing Tree(願いの木)”を Random Studio(ランダム スタジオ)と開発した。ウエディングのためのこの森で、カップルは想いや願いを記すことができる。記された内容はテクノロジーによってその場で音と光に変換され、カップルは QR コードを保存することで、この瞬間を永遠に刻むことができる。こうしてカップルたちが愛の願いを閉じ込める度に、二人だけの旋律が奏でられていくことだろう。

ブシュロン銀座本店

BOUCHERON GINZA FLAGSHIP STORE
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座 2-6-16
営業時間: 11:00-20:00 不定休
URL: https://www.boucheron.com/



Contact info: ブシュロン クライアントサービス Tel.0120-230-441


コーディネートを楽しむ、インターチェンジャブルストラップのレディスウォッチ(後編)

https://www.webchronos.net/features/57243/
コレクション初となるステンレススティールケースのブシュロン「セルパンボエム ウォッチ スティール」

https://www.webchronos.net/news/61726/
ブシュロンのアイコンジュエリー「キャトル」コレクションの新作を発売

https://www.webchronos.net/news/75208/