ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」は、東京 六本木の「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3」にて、「ダニエル・ブラッシュ展― モネをめぐる金工芸」を開催する。期間は、2024年1月19日(金)から4月15日(月)まで。展覧会は入場無料・予約不要。1月19日には、ザ・リッツ・カールトン東京にてイブニングトークが開催される(有料・要予約)。
光の魔術師モネに魅せられた、ダニエル・ブラッシュの作品を堪能する
ヴァン クリーフ&アーペルが支援するジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」。同校は、2024年1月19日(金)から4月15日(月)までの期間、東京 六本木の「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3」にて、「ダニエル・ブラッシュ展― モネをめぐる金工芸」を開催する。この展覧会は、17年にレコールパリ本校で企画された初の展覧会「Cuffs & Necks(カフス&ネックス)」展、18年にニューヨークで開催された同展、23年に香港のレコールアジアパシフィックで開催された「DANIEL BRUSH AN EDIFYING JOURNEY(ダニエル・ブラッシュ啓発の旅)」展に続くものである。
展覧会への入場料は無料で、事前予約も不要だ。また、初日である1月19日には、ザ・リッツ・カールトン東京にて、ダニエル・ブラッシュの親族が登壇するイブニングトークが開催される。こちらは有料で、公式サイトからの事前予約が必要だ。
ダニエル・ブラッシュ展 モネをめぐる金工芸
期間:2024年1月19日(金)~4月15日(月)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6)
会館時間:10:00~19:00 ※1月30日(火)、2月13日(火)、3月11日(月)は休館
問い合わせ先:0120-50-2895 レコール事務局(2024年1月4日より開通)
“THINKING ABOUT MONET” イブニングトーク
日時:2024年1月19日(金) 17:30~19:00
会場:ザ・リッツ・カールトン東京(1階 - パークビュールーム)
※イブニングトークの予約申し込みは、レコール公式サイトにて受付
https://www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja
ダニエル・ブラッシュは、金細工職人、画家、彫刻家、哲学者、エンジニアなどの数々の顔を持つアメリカのアーティストだ。今回の展覧会はふたつの章で構成されており、第1章は、ブラッシュの作品に見られる、既成概念にとらわれない多様な素材や表現方法を紹介し、第2章では、ブラッシュの連作「モネについて考える」を中心に取り上げている。
特に注目すべきは、やはり「モネについて考える」だろう。ダニエル・ブラッシュは、フランス印象派を代表するクロード・モネが用いる、光を取り入れた色相に興味をそそられていた。しかし、ブラッシュ自身が油絵具を嫌悪していたため、モネの作品を見ることで湧き上がる“反発”に戸惑いを感じていた。
転機が訪れたのは、偶然に訪ねてきた友人のアートコレクターが持参していた、モネの絵のカラーポジフィルムであった。それを光に透かして見た瞬間、ブラッシュはモネの“考えていたこと”に惚れ込んでしまったという。
今回の展覧会では、その結果に生み出された、ブラッシュの光と色への愛着について、実際の作品を通じて触れることができる。
https://www.webchronos.net/features/76970/
https://www.webchronos.net/features/94772/
https://www.webchronos.net/news/81023/