ウブロより、新作「MP-10 トゥールビヨン ウエイト エナジー システム チタニウム」が発表された。本作は、ローラーディスプレイとトゥールビヨンキャリッジによる時刻表示と、色で主ゼンマイの残量を示すパワーリザーブインジケーター、そしてユニークな自動巻き機構を備えている。2024年春の発売予定だ。
唯一無二のデザインと実用性を両立させた、ウブロの技術力を示す新作
ウブロは、LVMH ウォッチ ウィーク2024において、新作「MP-10 トゥールビヨン ウエイト エナジー システム チタニウム」を発表した。本作は「MPコレクション」の第10作目にあたり、2024年の春に発売を予定している。
腕時計とは思えないようなユニークなデザインを持つ、最新「MPコレクション」。未来的なフォルムのケースは、軽量なチタン製だ。自動巻き(Cal.HUB9013)。66石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Tiケース(縦54.1×横41.5mm)。30m防水。世界限定50本。予価3639万9000円(税込み)。
マイクロブラスト仕上げのチタン製ケースは、流線型のフォルムを持ち、複雑な形状のサファイアクリスタルによってカバーされている。一目見ただけでは、とても腕時計とは思えないような外観である。それもそのはず、本作にはダイアルや針といった、時計を構成する上での重要な要素が省かれているのだ。
時分の読み取りは、中央で回転するローラーディスプレイによって行う。ホワイトラッカーの目盛りを持つブラックのアルミニウム製ローラーと、赤いポインターによって現在時刻を示す仕組みだ。拡大レンズが取り付けられており、時刻の読み取りやすさにも配慮されている。6時側には秒目盛りを与えたトゥールビヨンキャリッジが配されている。
ローラーディスプレイとトゥールビヨンキャリッジの間に収まる、鮮やかなグリーンとレッドの表示は、パワーリザーブインジケーターだ。約48時間のパワーリザーブに対する残量を視覚的に分かりやすく表示している。
ユニークなレイアウトであるが、上から下へ目線を送るだけで、時と分、パワーリザーブ、秒までを瞬時に把握できる理にかなった構成を持つ。
本作は自動巻き機構を備えているが、一般的な自動巻きムーブメントに見られる半円形のローターは存在しない。ムーブメント左右に配されたウェイトの往復運動によって、主ゼンマイを巻き上げる仕組みを持つ。主ゼンマイは、12時位置のリュウズ操作によっても巻き上げることができる。
一方で、時刻調整には別のリュウズを用いる。ケースバック中央のボタンを押下するとボタンが飛び出し、第2のリュウズとして時刻調整に使用することが可能だ。
ストラップは、ファブリックパターンが施されたラバー製。ケースと同じチタン製のバックルが組み合わされている。
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