オメガとスウォッチの大人気コラボレーションシリーズ「ムーンスウォッチ」に、新たに「ミッション トゥ ムーンフェイズ」が登場した。今作にはムーンフェイズの採用とスヌーピーとのコラボレーションという、既存のバリエーションにはないふたつの大きな特徴がある。数量限定ではないレギュラーモデルとして、他のムーンスウォッチ同様のレギュレーションに基づき特定のスウォッチストアで購入可能だ。
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シリーズ初となるムーンフェイズ機能を搭載
オメガとスウォッチのコラボレーションモデルとして、発売当初は社会現象になるほど大きな話題となったムーンスウォッチ。
現在は非限定のレギュラーモデルとして11種がラインナップされており、本作は12番目のモデルとなる。
3つのインダイアルを持ち一見既存モデルのカラーバリエーションに見えるが、新たな試みとして2時位置にムーンスウォッチとしては初となるムーンフェイズを搭載している。
本作最大の特徴である2時位置のムーンフェイズ。ディスクには、キュートなスヌーピーが月の上に横たわる様子が描かれている。「MISSION TO THE MOONPHASE」。クォーツ。バイオセラミックケース(直径42mm、厚さ13.75mm)。30m防水。4万6200円(税込み)。
本家オメガのスピードマスターではおなじみであるが、ムーンフェイズとクロノグラフ機能を組み合わせることはスウォッチの歴史では初めてのことであり特別感を感じさせる。
月の上に横たわる「スヌーピー」
本作ではオメガブランドへの新たなオマージュとして、ムーンフェイズのディスクに月の上に横たわるスヌーピーが描かれている。スヌーピーは1960年代からNASAのマスコットを務めており、オメガとの関係は70年からとなる。スピードマスター ムーンウォッチの逸話として有名なアポロ13号のミッションでの役割が評価され、シルバースヌーピーアワードという米国で最も名誉ある宇宙機関の賞を受賞したのがその始まりだ。
その後、本家オメガではしばしば限定モデルとして登場するスヌーピーが、レギュラーモデルとして登場するのはファンにとっては朗報だろう。
スピードマスター譲りのディテールを持つ、独自素材のケース
ムーンスウォッチはその名の通りスピードマスター ムーンウォッチのデザインがベースとなっており、非対称のケースデザインや、ドットオーバー90のタキメーターベゼル、特徴的なサブダイアルなど、オリジナルモデルの主な特徴は本作にも継承されている。ベルトもそれに合わせ、ベルクロ®ストラップになっているのもうれしい。
ケース素材には、ムーンスウォッチすべてに共通しているバイオセラミックが採用されている。バイオセラミックは3分の2をセラミックス、3分の1をヒマシ油を原料とした、スウォッチが特許を取得している特殊素材である。
本作は、既存のムーンスウォッチ同様、特定のスウォッチストアにてひとりにつき1店舗1日1本購入可能だ。
うれしいことに、早い者勝ちになりがちな限定モデルではないので、興味を持った読者はぜひスウォッチストアに足を運んでみてはいかがだろうか。
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