ボーム&メルシエから、スケードボードの世界チャンピオンであるオレリアン・ジローとのコラボレーションモデル第2弾となる「リビエラ オレリアン・ジロー スペシャルエディション」が発表された。本作は、100本の限定生産となる。
「リビエラ」新作は、「オレリアン・ジロー」とのコラボ第2弾!
ボーム&メルシエとスケートボードの世界チャンピオン、“オレリアン・ジロー”のコラボレーション「リビエラ」に、新作モデルが登場した。このコラボレーションは、第2弾。今回は、世界限定100本が生産される。
自動巻き(Cal.BM13-1975A)。21石。2万8800振動。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径42mm、厚さ10.6mm)。10気圧防水。72万500円(税込み)。
ボーム&メルシエの「リビエラ」は1973年に誕生した、ブランドを代表するコレクションだ。12角形のケースとベゼルが特徴で、既成概念やトレンドに捉われることなく、今日まで幾度もリモデルされ続けてきた。その熱意や精神は、リスクを恐れずに新たな技に挑戦し続ける、スケートボード選手と共通するものがあるという。
そんな両者の想いを体現すべく始まった、ボーム&メルシエとオレリアン・ジローのコラボレーション。2021年に発売された第1弾「ボーム スケート オレリアン・ジロー スペシャルエディション」は、廃棄予定であったスケートデッキ(オレリアンも自身のスケートボードも含む)をアップサイクル素材として使用し、話題になった。
この2021年発表モデルに続く今回の新作「リビエラ オレリアン・ジロー スペシャルエディション」が、2024年7月より、世界限定100本で発売されている。オールブラックで統一された外観にポイント使いされたレッドカラーとホワイトのステッチが映える、スポーティなモデルだ。
世界100本限定モデル「リビエラ オレリアン・ジロー スペシャルエディション」
オールブラックのこのモデルでまず目に留まるのが、レッドのアクセントカラーだろう。「Φ(ファイ)」マークのエンブレムをカウンターウエイトに採用した秒針と、ストラップのファイマークにポイント使いされたレッドカラーは、ブラックの落ち着いた外観に、芯のある強さと情熱を表現しているようだ。
ギリシャ文字の「Φ(ファイ)」マークは、ブランドがタイムピースに求める「完璧なプロポーション、精緻なライン、素材とカラーの調和」を表しており、1964年にボーム&メルシエのエンブレムとなった。
リビエラの特徴的な12角形のケースは径42mm、厚さ10.6mmのステンレススティール製で、サンドブラスト仕上げのADLC(非晶質ダイヤモンドライクカーボン)加工が施されている。ADLC加工とは、表面を硬度強化して、ダイヤモンドのように強く傷がつきにくいカーボン素材でコーティングする技術だ。カーボンのマットな質感はもとより、本作はそこにサンドブラスト仕上げをすることによって、さらにブラックと梨地の組み合わせがもたらす、ツールウォッチらしい質感が加わっている。
また、ベゼルのビス、リュウズも同様にサンドブラスト仕上げのADLC加工スチールを採用。八角形のリュウズはエンボス加工を施したレッドのファイマークが付き、リュウズを横から見ると細いスチールのラインが入っているのも、シャープな印象を引き立てる。
スモークグレーで透け感のあるダイアルは、リビエラ特有のウェーブパターンが盤面に施されている。ロジウム仕上げのローマ数字とバーインデックス、そしてファセット加工されたロジウムカラーの時分針には、ホワイト(ブルー発光)のスーパールミノバ®︎が塗布されており、暗所での視認性も確かだ。3時位置の小窓にはデイトが表示される。
ムーブメントはパワーリザーブ約120時間のボーマティックを搭載。コート・ド・ジュネーブ装飾とスネイル装飾が施されたオープンワークのローターは、トランスパレント式のケースバックから観賞可能だ。なお、このケースバックにはオレリアン・ジローのロゴと、100本限定モデルであることが刻印されている。
限定本数である100という数字は、スケートボードの公式戦での満点スコアに由来しており、「最高」を目指すボーム&メルシエとオレリアン・ジローの精神が反映されている。
https://www.webchronos.net/features/113912/
https://www.webchronos.net/news/110108/
https://www.webchronos.net/news/109971/