パラリンピックが正式に開幕し、パリでのスポーツの夏が再び盛り上がりを見せている。パリの象徴でもあるシャンゼリゼ通りで色鮮やかな開会式が行われたのと同時に、エッフェル塔近くのオメガのカウントダウン クロックがついにゼロになり、感動的な競技の始まりと、オメガのオフィシャル タイムキーパーとしての役割の始まりを告げた。
9月8日まで開催されるパリ2024 パラリンピックには、約4400人のアスリートが参加し、世界中の観客を前に22競技で競い合う。
オメガが初めてパラリンピックの計時を行ったのは、1992年のアルベールビル大会だった。それ以来、国際パラリンピック委員会(IPC)とのパートナーシップは深化し続けている。これは1932年以来、オメガが31回もオリンピックでオフィシャルタイムキーパーとしての役割を担い続け、進化させていることを考えると、自然なことと言えよう。
オメガのカウントダウン クロック
パリ 2024 パラリンピックのオメガのアンバサダー
ベアトリーチェ・ヴィオ(イタリア・車いすフェンシング)
“ベベ”の愛称で知られるベアトリーチェ・ヴィオ選手は、5歳の時にフェンシングをはじめ、髄膜炎のために中断した後、2010年に車いすフェンシングを開始した。今大会は女子フルーレ個人、および団体のカテゴリーBに出場。これまでのパラリンピックでは、リオ 2016では個人で金メダル、団体で銅メダル、東京 2020では個人の金メダル、団体で銀メダルを獲得している。
アレクシス・ハンキンカン(フランス・パラトライアスロン)
パラトライアスリートになる前、アレクシス・ハンキンカン選手はバスケットボール選手であり、その後、優秀なフルコンタクトのボクサーとして 2010年にはフランスチャンピオンにもなった。東京 2020パラリンピックでは、パラトライアスロンで金メダルに輝いている。
オクサナ・マスターズ(アメリカ・パラ マルチスポーツ)
2012年のロンドン大会以降、すべてのパラリンピックに出場しているオクサナ・マスターズ選手は、夏季・冬季を通じて様々な競技で17個のメダルを獲得している。今大会はパラサイクリングに出場予定だ。
マルセル・フグ(スイス・パラ陸上)
“銀の弾丸”のニックネームを持つマルセル・フグ選手は、パラリンピックで6度の優勝を誇り、車いすレースの世界記録保持者でもある。今大会は、パラ陸上T54クラスの 800m、1500m、5000m、マラソンと複数の種目に出場する。
富田宇宙(日本・パラ水泳)
3つのメダルを獲得した東京 2020 パラリンピックに続き、2大会連続出場となる富田宇宙選手。今大会は、パラ水泳の男子 400m自由形 S11、混合 4x100m 自由形リレー 49 ポイント、男子 100mバタフライ S11 に出場予定。パラリンピックが社会にもたらす良い影響を信じて、富田選手は泳ぎ続ける。
中西麻耶(日本・パラ陸上)
長らく日本のパラ陸上を牽引し続けてきた絶対的存在である中西麻耶選手は、かつては軟式テニスの選手として活躍していた。パラ陸上に転向した後は、女子走り幅跳び T64 クラスで日本記録を樹立。今大会も女子走り幅跳び T64 クラスに出場予定だ。