ウブロはスイスのプロセーラーである「アラン・ロウラ」とパートナーシップを結んでいる。そのパートナーシップの結実として、「ビッグ・バン ウニコ セーリングチーム」が生み出された。100本限定のこの特別モデルを、すべてのヨット愛好家に勧めたい。
ウブロ「ビッグ・バン ウニコ セーリングチーム」
ウブロから、100本限定で「ビッグ・バン ウニコ セーリングチーム」が発表された。
自動巻き(Cal.HUB1280)。43石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。カーボンファイバーケース(直径42mm、厚さ14.5mm)。100m防水。世界限定100本。345万4000円(税込み)。
2004年、小さな独立系ブランドだったウブロは、同ブランド初のマリン用テクニカルウォッチ「サブアクアネウス」を発表した。それから20年、現在のウブロは総合的なマニュファクチュールであり、最も大胆にさまざまな挑戦を敢行するブランドのひとつとなった。研究開発がウブロの時計製造の探求の原動力である一方で、海への愛情も変わらず深く持ち、スイスのプロセーラー、アラン・ロウラとパートナーシップを結んで以来、さらに強固なものとなっている。そんなウブロとアラン・ロウラのパートナーシップの結果として登場したのが、本作なのだ。
時計製造とオーシャンレースは、精度、堅牢性、デザイン、パフォーマンスといった価値観が共通しており、常に新たな高みが要求される。「ビッグ・バン ウブロ セーリングチーム」は、これらすべてを備えているといっても過言ではないだろう。アラン・ロウラが所有する IMOCA ヨットと同様、このタイムピースはポリッシュ仕上げのカーボンファイバー製アーマーを身にまとっている。驚くほど頑丈で軽量なこの素材の選択は、人間と機械の融合、すなわちスキッパーと、そのボート、そして レーシング・パフォーマンスを正確に計るために不可欠な融合を体現している。
水上でも、陸上でも性能を発揮する実用モデル
直径42mmケースの、コンパクトでしなやかな本作のストラップは、耐久性に優れたブラックの一体型ポリウレタンコーティングが施されたファブリック製で、その表面は帆のように編まれている。HUBLOTの文字がストラップ全体に大きくあしらわれているが、これはスキッパーが所有するIMOCAのメインセイルからインスピレーションを得たデザインだ。
ウブロのロゴは、ブランドのスタイリッシュなシグネチャーであり、大海原に翻る旗のようなものだ。この字体、色、向きはIMOCAとまったく同一で、両者、そしてスキッパーとパートナーシップの融合を強調している。また、特別にデザインされたブラックセラミックス製フォールディンバックルを採用していることも特筆すべき点だ。
このモデルの心臓部には、最新世代の自動巻きクロノグラフであるムーブメントCal.ウニコ HUB1280が搭載されている。約72時間のパワーリザーブ、354個の部品、毎時2万8800振動のハイビートを誇るこの時計は、6時位置に美的特徴である象徴的なコラムホイールを配し、アラン・ロウラが帆を整える際に使用するウィンチを彷彿とさせるデザインとなっている。
ウブロ「ビッグ・バン ウニコ セーリングチーム」の注目すべきディテールを写真でチェック!