ラルフ ローレンは、ブランドの50周年を記念して「アメリカンウェスタン」コレクションを発表した。なかでも注目に値する腕時計2本がリリースされた。作品はアンティーク加工されたスターリングシルバーと、18Kローズゴールドケースの2種で、どちらも手の込んだカーフスキンのストラップが装備されている。
ラルフ ローレン ウォッチ ウェスタン クッション 42MM
自動巻き(cal.RL514)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。スターリングシルバーケース(直径42mm、厚さ10.6mm)。5気圧防水。2万5000スイスフラン。
ブラックのクッション型ダイヤルを備えたこの新しい時計は、ローレン氏のデザインに長い間影響を与えてきたヴィンテージのロデオベルトやコンチョベルトの特徴を再現している。それらの要素は、1980年代に彼のサンタフェにインスピレーションを得たウィメンズショーで初めて登場し、今日でも彼のダブルアールエルブランドのアクセサリーに取り入れられ続けている。
この時計は、タンニンでなめし、油分を十二分に浸透させたバチェッタレザーストラップの上にアメリカ西部の伝統的なパターンを彫り込み、クッションケースはアンティークのスターリングシルバーに、手作業で刻印を施すなど、職人の技術を存分に注入した製造方法で作られ、ラルフ・ローレンらしいヴィンテージテイストがいかんなく発揮されている。
自動巻き(cal.RL514)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KRGケース(直径42mm、厚さ10.6mm)。5気圧防水。4万1000スイスフラン。
パーツごとに職人の手を使い分けた贅沢な作り
ラルフ・ローレンは、各パーツの最高品質と本物の価値を確保するために、世界中の熟練職人と協力した。レザーストラップはテキサスで丁寧に手作りされ、イタリアでパティーヌ加工が施され、メタルケースとバックルはニューヨークで手彫りされてアンティーク加工が施されている。
ストラップの彫刻
手作業によるケース彫刻
ムーブメントはラルフ ローレンのためにピアジェが設計した機械式ムーブメントを採用。Cal.RL514自動巻きムーブメントは、その精度と信頼性で知られ、約40時間のパワーリザーブを備えている。コレクションに新たに加わったブラックダイアルは、ローマ数字とアラビア数字を組み合わせたユニークダイアルで、針はブレゲスタイルの針といったラルフ ローレンのシグネチャーを保持している。ケース彫刻やパティーヌ加工は手作業のため、同じ時計はふたつとないのも大きな特徴であろう。
裏蓋のアンティーク加工
本作と同時に、50 周年記念のラウンドモデルやスケルトンモデル、ポケットウォッチも発表されている。詳しくは 『GQ』の記事を参照頂きたい。