世界初の自動巻きクロノグラフの開発競争が行われていた1969年。その頃のレーシングウォッチを連想させる「クロノマティック 50」にリミテッドエディションが登場する。以前発表されたモデルではブラック文字盤だが、この限定モデルは深いブルー文字盤を備えている。そしてアクセントにあざやかなオレンジが採用された、スポーティなモデルだ。
ブルーの文字盤を備えた、カラフルで70年代前後のテイストあふれるモデル
ハミルトンは、70年代前後へのオマージュとして、当時のレーシングスピリットと技術力を表現したタイムピース「クロノマティック 50 リミテッドエディション」を発表。2019年に発表されたブラック文字盤を備えた「クロノマチック 50」の色違いモデルだ。
世界初の自動巻きクロノグラフの開発をめぐって各社で争われていた1969年。ハミルトンは、ホイヤー・レオニダス、ブライトリング、ハミルトン-ビューレン、デュボア・デプラの一員としてCal.11を発表した。本作はそんな自動巻きクロノグラフムーブメントをたたえる、ブルー文字盤を備えたクロノマチック 50のリミテッドエディションだ。
鮮烈なカラーリングが目を引くダイナミックなデザイン
大きな覆いの付いた、印象的な48mmのステンレススティール製ケースを備えた、大胆でダイナミックなモデル。70年代の独特な雰囲気を楽しめつつ、現代の技術で製作した腕時計だ。ケースはプッシャーとリュウズを保護するシールド機能を持ち、70年代初頭のクリエイティビティにインスパイアされた、深いブルーとビビッドなオレンジの配色がコントラストを強調しており、レーシングスピリットに生命を吹き込むデザインだ。
表と裏でツートンの、パンチングレザーストラップが付属。スピードが持つエネルギーを感じ取れるはずだ。オレンジのクロノグラフ秒針と、カラフルに表現された文字盤上の印刷は、クロノグラフウォッチの機能を際立たせているのだ。

自動巻き(Cal.H-31)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径48.5mm、厚さ16.5mm)。10気圧防水。世界限定150本。予価39万500円(税込み)。2025年2月発売予定
特別なシリアルナンバーが刻まれた希少なコレクターズアイテム
「クロノマティック 50 リミテッドエディション」の裏蓋には、001/150から150/150までのシリアルナンバーが刻まれている。限られた本数のコレクターズアイテムであるため、興味のある人は早めに手に入れよう。自動車レースの黄金時代を彷彿とさせるデザインのこの腕時計を見逃してはならない。
ハミルトンの歴史と革新
1892年アメリカ・ペンシルバニア州ランカスターで創業。130年以上の歴史を誇るハミルトンは高精度な時計を作り続けている。ハミルトンのウォッチメイキング技術は、アメリカの鉄道黎明期と共に発展し、軍の兵士、パイロット、ハリウッドスターの手首を彩ってきた。
ウォッチメーカーとして揺るぎない存在であり続けているハミルトンの時計は、500本を超える映画に登場しており、カスタムウォッチが複数のハリウッドの大ヒット映画において、重要な役割を担っている。タイムピースを通して、本物のキャラクターやストーリーラインの確立に励む中で、ビデオゲームに登場するブランドウォッチを初めてデザインしたのも、ハミルトンだ。