ティソは、風防内に配置した微細なハニカム構造のソーラーセルで発電する「PRC 100 ソーラー」を発表した。アイコニックな12角形のベゼルがデザインコードの本作は、ケース径が39mmであり、シルバー、ブルー、ブラックの文字盤色がラインナップされる。
実用性の高い光発電を備えた「PRC 100 ソーラー」が登場
「精密(Precise)、堅牢(Robust)、クラシック(Classic)」を意味する「PRC 100」は、12角形のベゼルを持つデザインが人気を集めてきたモデルだ。今般発表された新作「PRC 100 ソーラー」は、特徴的なベゼルを引き継ぎつつ、光により発電してエネルギーを得る「ライトマスター ソーラー テクノロジー」を採用する実用性の高いインフォーマルウォッチに仕上がっている。
風防の内側にソーラーセルを配置した「ライトマスター ソーラー テクノロジー」
従来のソーラーウォッチは文字盤の下、あるいは文字盤に配置されたソーラーセルで発電していたのに対し、ライトマスター ソーラー テクノロジーは、サファイアクリスタル製の風防を通過する光を活用する点が大きな特徴だ。
風防を通過した光はハニカム構造の微細なソーラーセルでエネルギーへ変換され、ムーブメントを駆動し、余剰エネルギーは再充電可能なアキュムレーターに蓄えられる。この構造により文字盤のデザインの自由度が増すことがメリットのひとつだ。
また、発電および充電効率も高く、5000ルクスの環境下で約10分間の受光で24時間分の電力をまかなえる設計であり、多くの場合は十分な発電量が得られる。さらに、満充電時には約14カ月間駆動可能かつ、エネルギー残量が少なくなると秒針が4秒間隔で動くようになり、充電が必要であることを知らせてくれることから、使用頻度が低くても安心して着用することができる。さらに、100mの防水性能と組み合わさり、本作は実用性の高い腕時計に仕上がっていると言えるだろう。
ラインナップされるのは3つの文字盤色と5つのバリエーション
ラインナップされるのは5つのバリエーションだ。ディープブルー文字盤モデルはブレスレットとの組み合わせが用意される。彩度を抑えたシックな印象で、シルバーカラーのインデックスや針とのコントラストにより立体感が加えられている。

光発電クォーツ(Cal.F06.615)。フル充電時約14カ月。SSケース(直径39mm、厚さ9.22mm)。100m防水。7万2050円(税込み)。
シルバーのサンレイ文字盤にはブレスレットと、ライトブラウンのレザーストラップの組み合わせが用意される。落ち着いた印象でまとめられたシルバー文字盤のモデルは、いずれもシーンを選ばず幅広くマッチするインフォーマルウォッチとして活躍することだろう。

光発電クォーツ(Cal.F06.615)。フル充電時約14カ月。SSケース(直径39mm、厚さ9.22mm)。100m防水。7万2050円(税込み)。

光発電クォーツ(Cal.F06.615)。フル充電時約14カ月。SSケース(直径39mm、厚さ9.22mm)。100m防水。6万5450円(税込み)。
ブラック文字盤モデルは、ブレスレットと、ブラックのレザーストラップの組み合わせが用意される。ブラック文字盤モデルではケースおよびブレスレットもブラックPVD仕上げとなり、スポーティーさやモダンなテイストの強い仕上がりだ。文字盤色とインデックス、時分針状に施されたラインのコントラストが高く、視認性も確保されている。

光発電クォーツ(Cal.F06.615)。フル充電時約14カ月。SSケース(直径39mm、厚さ9.22mm)。100m防水。7万9200円(税込み)。

光発電クォーツ(Cal.F06.615)。フル充電時約14カ月。SSケース(直径39mm、厚さ9.22mm)。100m防水。6万8750円(税込み)。
なお、今般発表された39mmの他にも、年内には34mmモデルも追加予定だ。