HYT が「S1」スポーツウォッチコレクションから新作3モデルを発表

2025.03.29

スイスの先鋭ブランド、HYTがS1コレクションに新たな3モデルを加えた。レトログラード式の流体による時刻表示という唯一無二のコンセプトを軸に、スポーティかつ未来的なデザインを追求した今回の新作は、いずれもパーマネントコレクションとしてラインナップに加わる。革新性と実用性が高次元で融合する、現代ハイエンドウォッチの新たな到達点といえるだろう。

HYT-S1


HYT、S1コレクションの新色

 HYTが、フラッグシップであるS1コレクションに新たな3モデルを加えた。今回発表されたのは、「S1 チタン DLC ブルー」、「S1 チタン DLC グリーン」、そして「S1 ビーズブラスト チタン レッド」の3種。いずれもパーマネントコレクションとして展開され、HYTが掲げる流体による時刻表示という独創的なコンセプトを、さらに洗練させた腕時計となっている。

HYT-S1-Ti

HYT「S1ビーズブラスト チタンレッド」Ref.H03420-A
手巻き(Cal.501-CM)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径45.3mm、厚さ17.2mm)。50m防水。予価1309万円(税込み)。

 新作に共通するのは、ケース素材にチタンを採用している点だ。軽量かつ高い耐久性を持つチタンは、スポーツウォッチとしての側面を強化すると同時に、装着感の向上にも貢献する。直径45.3mm、厚さ17.2mmの堂々たるプロポーションながら、ケースはエルゴノミクスに基づいて設計されており、手首へのフィット感は極めて良好だ。

HYT-S1-Ti-Beadblasted-Red-Back-HD

流体表示を可能とするCal.501-CMを見ることができる裏蓋。

 各モデルは、HYTが独自に開発したCal.501-CMを搭載。約72時間のパワーリザーブを備え、レトログラード式に時を示す流体表示は、機械式ムーブメントと化学的技術の融合がもたらす、まさに唯一無二のビジュアル体験をもたらす。ケース内を巡る流体は、ブルー、グリーン、レッドの3色がそれぞれ異なるモデルに用いられ、各色が持つ個性がデザイン全体に緊張感と彩りを与えている。

HYT

HYT「S1チタン DLC ブルー」Ref.H03418-A
手巻き(Cal.501-CM)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径45.3mm、厚さ17.2mm)。50m防水。予価1309万円(税込み)。

「S1 チタン DLC ブルー」は、ブラックDLC加工を施したチタンケースにブルーの流体が映える、クールでテクニカルな一本。「S1 チタン DLC グリーン」は、深みのあるダークグリーンの流体が、ブラックとグレーを基調としたケースに美しく調和する。そして「S1 ビーズブラスト チタン レッド」は、マットな質感のビーズブラスト仕上げと鮮烈なレッドの流体によるコントラストが、最もスポーティな印象を残す。

グリーン

HYT「チタン DLC グリーン」Ref.H03419-A
手巻き(Cal.501-CM)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径45.3mm、厚さ17.2mm)。50m防水。予価1309万円(税込み)。

 視認性にも抜かりはない。インデックスや針にはスーパールミノバが施されており、暗所においても高い判読性を確保している。ストラップにはベルクロとラバーの2種類が付属し、工具なしで交換できるクイックチェンジシステムも備えるなど、ユーザビリティの面でも現代的な完成度を誇る。

リュウズの位置が特徴的なケース側面。

 CEOのヴァへ・ヴァーツベッドは「『S1』は、我々の原点に立ち返るコレクションだ。ブランドを象徴する流体機構の進化を、より多くの人に体験してほしい」と語っている。



Contact info: HYT JAPAN / G&Rジャパン (オフィス麦野) Tel.03-5422-8087


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