ハミルトン「カーキ X-ウィンド オート クロノ」。C.O.S.C.認定クロノメーター。自動巻き(Cal.H-21-Si)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径45mm)。10気圧防水。世界限定1918本。カーフストラップモデル28万4000円(税別)、SSブレスレットモデル29万4000円(税別)。
1918年、ワシントン〜ニューヨーク間で始まったアメリカ初の定期航空郵便公式時計に、ハミルトンの時計が採用された。それから100周年を迎える2018年は、ハミルトンにとってのメモリアルイヤーである。これを記念してハミルトンは、アビエーションコレクションより偏流修正角計算機能を備えた回転計算尺を搭載する「カーキ X-ウィンド オート クロノ」の限定モデルを発表した。
偏流修正角計算機能とは、航空機を操縦する際に横風を受けても正しく目的地を把握するためにパイロットが必要とする機能である。回転式インナーベゼルに刻まれるのは、これを示す目盛りだ。ハミルトンはこの機能を腕時計に初めて搭載した。
今回発表された限定モデル「カーキ X-ウィンド オート クロノ」は、ETA7750をベースとしたキャリバーH-21-Siを搭載する自動巻きクロノグラフだ。多層式のブラックダイアルに、3つのカウンター、デイデイト表示を備え、インデックスと時・分・秒針には暗所でも視認性を確保するスーパールミノバ®が塗装される。特筆すべきは、ハミルトン初のシリコン製ヒゲゼンマイを採用した点にある。磁気の影響を受けず、理想的な等時性を実現するこの特性により、本モデルはC.O.S.C.の認定を受けたクロノメーターである。
本モデルは2018年5月より、ハミルトンのアニバーサリーイヤーにちなみ世界限定1918本で販売される。航空時計の豊かな歴史を腕元で楽しみたい。
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