2020年2月、ウブロはサファイアクリスタル製のケースとカモフラージュ柄のダイアル&ストラップを組み合わせた日本限定モデル10本限定で販売することを発表。ウブロブティックでの先行販売が開始された。
サファイアクリスタル製のケースとダイアルによって、特徴的なケース構造がより強調された。随所に使用されているチタン製パーツが良いアクセントになっている。自動巻き(Cal.MHUB1242)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。サファイアクリスタル(直径45mm)。5気圧防水。日本限定10本。669万円(税別)。
ウブロ「ビッグ・バン ウニコ サファイア カモフラージュ」
ウブロより、日本限定モデル「ビッグ・バン ウニコ サファイア カモフラージュ」が発売される。同社は2004年以降“フュージョン(融合)”というコンセプトの下、セラミックスやカーボンをはじめとするさまざまな異素材を組み合わせることで、独自の世界観を構築していった。
今回もそんな同社ならではの魅力にあふれたモデルとなっている。一際目を引くクリアなケースはサファイアクリスタルが用いられたものである。サファイアクリスタルといえば、時計では風防の素材として使われることが多いが、その硬さゆえに加工が難しく、ドーム型に仕上げることですら、一定のコストと技術が必要である。
そんな素材を同社では複雑な形状のケースに加工したのだ。その結果、「ビッグ・バン ウニコ」の特徴でもあるレイヤー構造をより強調した、革新的なデザインを実現させたのである。ダイアルも同様にサファイアクリスタル製となっており、自社製クロノグラフムーブメント、ウニコをダイアル側から鑑賞することができる。
このモデルを語るうえで欠かせないのが、ダイアルとストラップのカモフラージュ柄である。カモフラージュ柄の出自を考えると、マッチするケース色はマットなシルバーやブラックなどと考えられるが、このモデルでは不思議とサファイアクリスタルのケースとの見事な“フュージョン”が果たされている。そう感じさせるのは、プッシュボタンやリュウズ、ベゼルを留めるビスなどがチタン製であることが要因ではないだろうか。鈍い輝き、高い硬度と優れた耐食性、軽さから想起されるハイテクなイメージを持つチタンが随所に使用されることで、全体の調和を図っているように感じられる。
「ビッグ・バン ウニコ サファイア カモフラージュ」はウブロブティックにて先行販売中だ。日本限定10本のため、気になる方は早めにチェックされることをお勧めする。
Contact info: LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ Tel.03-5635-7055