⼤沢商会は、7 ⽉より、アイクポッドの新しいコレクションである「メガポッド」を発売する。これは復活した同社初の機械式モデルであるほか、外装のリデザインをかのアレクサンドル・ペラルディ(!)が行っている。
⼿が届くアートピース
2019年、鮮烈な復活を遂げたIKEPOD。かつてのデザインを再現しつつも、新ブランドオーナーの「IKEPODをより多くの⼈に、⻑く愛⽤してほしい」という強い情熱により、休眠前のIKEPODを知る⼈からすれば⼤胆とも⾔える低価格での復活は、「⼿が届くアートピース」として多くの反響があった。それでも、機械式の復活を望む声は絶えることはなく、ブランド復活からわずか1年で「MEGAPOD」がリリースされた。メタルケースとシリコン製のラバーストラップという特徴はそのままに、堅牢な自動巻きムーブメントを搭載している。
新生アイクポッド初の機械式モデル。手の届きやすい価格は本作も同じだ。自動巻き(Cal.ミヨタ 9039、直径26.2mm、厚さ3.9mm)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径46mm / 厚さ17mm)。5気圧防水。予価14万5000円(税別)。7月発売(オンラインと一部店舗で5月末より先行予約販売開始)。http://www.josawa-watch.com/ikepod.html
手の届きやすい価格を打ち出して復活した新生アイクポッド。「価格が審美の基準を表すものではない」というブランドの意思は本作でも不変だ。初の機械式モデルとなるメガポッドも、ムーヴメントに、スイス製のETAやセリタではなく、ミヨタ社の⽇本製⾃動巻ムーブメントを採用した。とはいえ、本作が搭載するのは、量産型の通称82系(ミヨタは「機械式スタンダード」と呼んでいる)ではなく、薄くて高振動化された通称90系だ。シチズンの高級ラインも搭載するこのムーブメントは、厚さはもちろん、仕上げや精度、感触なども82系とは別物である。口うるさい時計愛好家も、きっと納得するのではないか。
イヴ・サンローランやカルティエで研鑽を積み、ボーム&メルシエでデザインディレクターを務めたアレキサンドル・ペラルディ。なんとメガポッドのリデザインを行ったのは、その彼である。新ブランドオーナーのクリスチャン=ルイ・コルは、インタビューの際に、次回はペラルディを起用すると述べたとおりである。ボーム&メルシエ時代、ダイヤルに微妙な色合いを与えてきたペラルディは、マーク・ニューソンのオリジナルデザインにオマージュを捧げつつも、よりモダンなダイアルをデザインした。下地を荒らし、メタル感を強調したダイヤルが硬質なデザインとマッチする。奇才ペラルディの手腕は健在だ。
復活した「MEGAPOD」
001 Dieter
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
002 Gae
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
005 Walter
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
101 Rob
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
202 Richard
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
203 Joe
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
自動巻き。SS(直径46mm)。5気圧防水。14万5000円(税別)。
【インタビュー】アイクポッド共同オーナー兼マネージングディレクター「クリスチャン=ルイ・コル」
https://www.webchronos.net/features/38099/
https://www.webchronos.net/features/38099/
祝! アイクポッド日本再上陸!
https://www.webchronos.net/features/36144/
https://www.webchronos.net/features/36144/