ブルガリから、ミニッツリピーター機構とトゥールビヨンを搭載した「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」が発表された。“カリヨン”の名の通り3つのハンマーを持つこのモデルは、世界限定15本での販売となる。
「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」
ブルガリはこれまでにも「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」や「オクト ローマ グランド ソヌリ」といった、打刻機能を持つ時計を作り出してきた。2021年の新作として発表された「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」では、3つのハンマーを持つミニッツリピーター機構とトゥールビヨンを搭載している。
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手巻き(Cal.BVL428)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約75時間。Ti+DLC(直径44mm)。世界限定15本。2813万円(税別)。
搭載するのは完全自社製の手巻きムーブメント、キャリバーBVL 428だ。厚さ8.35mm、合計432個もの部品で構成されているこのムーブメントはミニッツリピーターの音色を重視した設計を持ち、ミドルケース内に音を反響させるため空洞を儲設けている。
3つのハンマーは、それぞれ「ド」「レ」「ミ」の音を奏でる。時間はドの音、15分はミ・レ・ドの連続音、分はミの音がそれぞれ何回鳴ったかで表現され、これらの組み合わせによって現在の時刻を示す。ムーブメントのメインプレートとブリッジにはDLC加工が施され、同じくDLC加工のチタニウム製ケースとともに、マットな質感に仕上げられている。3時位置のリュウズと9時位置のミニッツリピーター作動用のプッシュボタンはホワイトゴールド製だ。
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リュウズには、1から15までの数字が記されている。この数字は世界限定15本のうちの1本であることを示すシリアルナンバーだ。ケースバックはシースルー仕様となっており、ムーブメントの動きを眺めることができる。ケース、ダイアル、ストラップまでマットなブラックにそろえたオクト ローマ カリヨン トゥールビヨンは、伝統的な複雑機構とモダンなデザインを融合させたブルガリらしいミニッツリピーターとなっている。
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