「ビッグ・バン インテグラル トゥールビヨン フルサファイア」。ウブロはこのモデルを、“アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)”の究極の結論に到達させた。完璧なブレスレットとサファイアクリスタル製のカスタムメイドのケースを新たに採用した。この偉業によって、改めてウブロがサファイアクリスタルの加工で培ってきた熟練の技と、類稀なる専門性が証明されたと言える。
ケースもブレスレットもサファイア
ビッグ・バン インテグラル トゥールビヨン フルサファイア
ウブロ「ビッグ・バン インテグラル トゥールビヨン フルサファイア」
自動巻き(cal.HUB6035)。26石。21,600振動/時。パワーリザーブ約72時間。サファイア(直径43mm、左右15.25mm)。30m防水。世界限定30本。4901万6000円(税込)。
このような他に類を見ないクリエーションを製作するために、ウブロはサファイア製ブリッジを搭載した新しいオートマティック トゥールビヨンキャリバーを採用した。その透明な美しさは息を呑むほどだ。サファイアでケースとブレスレットを一体化させて作るのは不可能に思われたが、ウブロの技術陣はサファイアの加工技術を完全にマスターし、それを工業化して量産可能にした初のブランドとなったのだ。初のサファイア製ケースを誕生させて- ほぼブレスレットに足る長さにするまでに5 年もの歳月必要だった。サファイアからケースとブレスレットを製作し、それを一体化させたのは、ウブロのチーム全員で取り組んだ綿密な作業の頂点であろう。
非常に複雑なブレスレット
ブレスレットだけで165 もの部品が使用されており、そのうちの22 個はサファイアクリスタル製だ。いずれも特別な製作プロセスを必要とした。これらの部品の3 分の1 は、透明なケースと独特のハーモニーを奏で、しかも流れるような柔軟性を実現するために、特別に設計された。中でも注目すべき点は、ウブロが開発したチタニウム製インサートである。極限までサイズを落とし、ブレスレットのリンクの両側から出ないようにした - ウブロのマニュファクチュールでは初のことであり、おそらく時計製造業界でも初のことであろう。
HUB6035オートマティック マニュファクチュールキャリバー
ムーブメントは全て社内で設計・製造したHUB6035オートマティック マニュファクチュールキャリバーを搭載し、このタイムピースの心臓部となっている。12 時位置のマイクロローターと6 時位置のトゥールビヨンが完璧なバランスを実現し、この新しい「ビッグ・バン」専用の3 つの透明なサファイアクリスタル製ブリッジとも見事に調和している。部品は文字通り宙に浮いているように見える。どの輪列にも、ダイアル側からの光が届くだけでなく、スケルトンムーブメントの反対側からも光が抜けていく。そして、これも史上初のことだが、光が全方向から「ビッグ・バン インテグラル トゥールビヨン フルサファイア」の心臓部に届くのだ。心臓部に届いた光は拡散され、屈折し、反射し、曲がって、回って- 光のかけらが手首を包み込む。
https://www.webchronos.net/news/56983/
https://www.webchronos.net/features/38972/
https://www.webchronos.net/features/56805/