オリンピックで通算23個もの金メダルを獲得したマイケル・フェルプスが、オメガの計測機器が並ぶショーケーシングを訪れ、今大会で導入される新技術を知る良い機会になった、と語った。彼の腕には、シーマスターの限定モデルの姿があった。
東京でのひととき
2004年からオメガのスポーツアンバサダーをつとめるアメリカ人競泳選手、マイケル・フェルプスが、オメガのショーケーシングを訪問した。“競泳界のレジェンド”と称される彼は、2000年のシドニーオリンピックから5大会連続で出場し、これまでに通算23個もの金メダルを獲得してきた。
12年のロンドン大会後に一度引退を発表したが、次のリオデジャネイロ大会で復帰。見事に最速記録を叩き出した。21年の東京オリンピックでは選手としては参加せず、水泳競技のコメンテーターを務めている。
史上最も多くのメダルを獲得したマイケル・フェルプスは、オメガのタイムキーパーとしての役割を深く理解している。彼自身、競技においての正確な時間計測がいかに重要なことかを、身をもって経験したからだ。
特に伝説的となったのは、2008年の北京オリンピック。ミロラド・チャビッチ選手との接戦で、わずか100分の1秒の差をつけて勝利したのだ。彼はこの試合を振り返り、次のように語った。
「100分の1秒差で勝利したという事実には感嘆しかありません。オメガがその差を証明する技術を持っていたことに、とても感謝しています。肉眼で勝敗を判断することは不可能だったかもしれません。今回のショーケーシング訪問は、タイムキーピング技術が今後どのような方向に進んでいくのかを知る良い機会でした。今大会ではオープンウォーター、水泳、クライミングなどの競技で新技術が導入されるそうです。オメガは観客に対して本当に素晴らしい体験を提供してくれます」
過去25年以上にわたり、5つのオリンピックを経験してきたベテランであるマイケル・フェルプス。2021年、彼は選手ではなく、ひとりのスポーツファンとして東京オリンピックに参加し、その複雑な心境を明かした。
「競技に出場しないのは少し変な感じかします。とはいえ、私がこの場にいることが、東京2020に参加するアスリートたちの刺激になればいいと思います。とにかく彼らが最高のパフォーマンスを発揮することを期待しています」
マイケル・フェルプス着用モデル
マイケル・フェルプスがオメガのショーケーシングを訪れた際に着用していたモデルは、東京オリンピックの開催を記念してつくられた「シーマスター ダイバー300M 東京2020 スペシャル エディション」だ。
自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.56mm)。300m防水。66万円(税込み)。
ホワイトのダイアルに、東京2020のエンブレムにインスパイアされた特別なカラーリングのベゼルや針、インデックスを採用。直径42mmのケースはステンレススティール製で、名称のとおり300mの防水性能を備えている。
トランスパレント仕様のケースバックには、東京2020のエンブレムがあしらわれており、普段見えない部分にも特別感が満載。搭載するムーブメントCal.8800は、スイス連邦計量・認定局(METAS)の公式認定を受けた、クロノメーターキャリバーだ。
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