ボーム&メルシエは、公式ホームページ上で試着体験ができる「Virtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能」の提供を開始した。ARを用いたこのサービスは、専用の機材やアプリケーションを必要とせず、スマートフォンのブラウザ上で完結する。現在は「リビエラ」コレクションにのみ実装されている。
ブラウザ上で完結する革新的な試着体験
ボーム&メルシエの公式ホームページに新たな機能が加わった。「Virtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能」と名付けられたこの機能は、スマートフォンのカメラを用いて時計の試着を体験できるというものである。
AR(拡張現実)を用いた類似のサービスは、他社でも既に導入されているが、それでもなおVirtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能が画期的と言えるのは、特別な機材やアプリケーションを必要とせずに、その操作がブラウザ上で完結するところにある。
スマートフォン専用のアプリケーションが必要となる場合は、それをインストールする手間はもちろん、スマートフォン自体のOSによってはそもそもアプリケーションが提供されていない場合もある。それらの障害を取り除き、バーチャルでの試着体験を身近なものとしたのは、ユーザーフレンドリーな試みと言えるだろう。
使用方法は簡単である。スマートフォンのブラウザアプリを起動し、ボーム&メルシエの公式ホームページに接続。試着したいモデルのページを開き、「VIRTUAL TRY-ON」のボタンを押下するだけだ。
カメラの起動を確認して手首をレンズに近づけると、画面上の手首に時計が現れる。手首を近づけるとそれに合わせて時計は大きくなり、遠ざけると小さくなる。ゆっくりと手首を回転させると、ストラップのディティールを確認することもできる。微妙な光加減などの細部までは実物に敵わないが、場所を問わず試着体験ができるのは非常に便利である。
このVirtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能は現在「リビエラ」コレクションでのみ実装されている。定番のコレクションである「クリフトン」や「クラシマ」ではなく、昨年復刻され注目を集めている「リビエラ」を優先したのは英断だと言えるだろう。もちろん、この機能は他のコレクションにも適用される予定である。
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