レゼルボワールは、アナログステレオアンプの音量計「VUメーター」をモチーフとした「ソノマスター クロノグラフ」を発表した。ふたつのレトログラードによる秒と日付の表示に加え、クロノグラフを搭載した多機能モデルである。
VUメーターをモチーフとした、バイレトログラードを搭載する「ソノマスター クロノグラフ」。3時側は日付、9時側は秒表示のレトログラードが配されている。自動巻き(Cal.RSV-Bi120)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径43mm)。5気圧防水。89万8700円(税込み)。
レゼルボワールが体現する、音響の世界
ヴィンテージの計測機器が持つ世界観を落とし込んだ、独特のデザインが魅力のレゼルボワール。同ブランドは、270度の大きな弧を描くレトログラードミニッツと、6時位置の小窓で表示されるジャンピングアワーの組み合わせをアイコンに、これまで自動車や航空機、船舶のメーターをモチーフとしたモデルを送り出してきた。
今回発表された「ソノマスター クロノグラフ」は、同ブランドにとって初の表示形式を盛り込んだクロノグラフである。
本作のモチーフとなっているのは、アナログステレオアンプの音量計「VUメーター」である。ダイアル左右には、VUメーターを想起させるレトログラード表示が備えられており、3時側は日付、9時側は30秒の秒表示となっている。30秒ごとに秒針が帰零する様子は、ユーザーの目を楽しませてくれるに違いない。それぞれの目盛りは、一部を赤く彩っており、モチーフに対する敬意が見て取れる。
12時位置には30分積算計、6時位置には12時間積算計が配されている。クロノグラフの操作を司るプッシュボタンと、その間に位置するリュウズは、オーディオアンプのツマミをイメージしたデザインに仕上げられており、プッシャーはベースツマミとトレブルツマミを、リュウズはコントロールツマミをイメージしている。
またムーブメントは、ラ・ジュー・ペレ社製のクロノグラフをベースとしたキャリバーRSV-Bi120を搭載している。ケースバックはシースルーとなっており、レゼルボワールのロゴがあしらわれたローターやコラムホイールを鑑賞することができる。
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