セイコー プロスペックスより、1969年のヘリテージカラーを取り入れた「スピードタイマー」の新作が発売される。ブルーダイアルとレッドのクロノグラフ積算針がヘリテージモデルを象徴し、判読性をはじめとする性能を追求した1本に仕上がっている。2022年9月9日(金)を予定している。
判読性を追求した“現代版”スピードタイマー
セイコー プロスペックスは、クロノグラフ機能を搭載した「スピードタイマー」コレクションに新モデルが追加された。今回発表された新たな「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ」は、1969年のヘリテージカラーを活用したデザインとカラーリングが特徴である。
本作は、1969年発売のスピードタイマーと同様に、計時計測に求められる判読性を追求した1本だ。視認性に優れた「ブルー×レッド」のカラースキームを踏襲し、ダイアルにはブルーを、小秒針とクロノグラフ積算針にはレッドを採用し、現代的に進化。角度により深いネイビーから鮮やかなブルーへと移り変わるブルーダイアルに対し、3時・9時位置のインダイアルと外周の秒クロノグラフ目盛りをホワイトで区分し、クロノグラフ計測時の判読性が高められた。
自動巻き(Cal.8R46)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径42.5mm、厚さ15.1mm)。10気圧防水。35万2000円(税込み)。2022年9月9日(金)発売予定。
ダイヤル外周部にまで届くセンタークロノグラフ針は、視認性を高めると同時に誤読を防ぐ役割を持つ。目盛りとの距離を限界まで近づけるためにセンタークロノグラフ針の先端部が曲げられている点も注目だ。また、暗所でも時刻を読み取ることができるように、時針と分針、インデックスの一部にルミブライトが塗布されている。
加えて本作の裏蓋はトランスパレント仕様になっており、搭載する自動巻きのクロノグラフムーブメント、キャリバー8R46がのぞく。
特筆すべきは、スタート・ストップ時の指針ずれや針飛びを抑制し、優れた計時精度を実現する垂直クラッチ方式であること。それに加え、確実な操作感や安定した動作を実現するコラムホイールを採用するなど、性能面においてもオリジナルから進化を遂げている。3本のアームが一体化されたセイコー独自形状の三叉ハンマーは、クロノグラフ針の瞬時帰零を確実に行い、高い耐久性や優れたメンテナンス性を誇る機械だ。
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